【USFRONTLINE6/19-NYホテルの宿泊料が急上昇~二流でも1泊500ドル】
ニューヨーク市では、ホテル需要の高まりと業界の強気な価格設定で、シェラトン、ヒルトン、ラディッソン、マリオットといった準高級ホテルでさえ、ビジネス旅行者を狙って1泊500ドル以上の値段をつけている。ロビーに造花のランを飾るようなコンフォート・インでさえ、最近は1泊429ドルだ。
ウォールストリート・ジャーナルによると、2001年の9.11テロで打撃を受けたニューヨークのホテルは、市場の需要を正確に予想して商用旅行者向けに高価格を設定することで損失の回復を目指している。以前はマンハッタン区のホテル1軒が提供する最高価格と最低価格の差は30~40%だったが、今では300%に開いているという。
「ウォルドーフの高級さもないのにウォルドーフ価格」と、最近ボストンから出張したケイシー・ディラン氏は言う。ディラン氏が日曜日にマンハッタンのシェラトンに泊まるため、同氏の会社は400ドル以上を支払った。
スミス・トラベルリサーチによれば、04年から06年にかけて、NY市ではホテル宿泊代が25%以上上昇した。今年の第1四半期だけでも、マンハッタンの平均宿泊料は11.2%上昇した。つまり、3年前と比べて宿泊料金は40%以上上がったことになる。
07年1~4月のマンハッタンのホテル占有率は80%で、平均宿泊料は231ドル。これはマイアミの192ドル、ホノルルの166ドルと比べても際立って高い。 最近、次の日の宿泊をHotels.comで検索したところ、ほとんどのホテルが満室で、ミッドタウンの「アムステルダム・コート・ホテル(3つ星)」に小さな部屋が空いていたが、1泊710ドルだった。タイムズスクエアのハンプトン・インでさえ1泊519ドルだった。
ニューヨークのマリオット系14ホテルの広報担当者、キャサリーン・ダフィさんによると、電気代や人件費など経費が上がっているので値段を上げる必要があるという。「9.11以前の宿泊料に戻すのは大変だった。この1、2年でようやく大きく値上げできるようになった」と話している。
◇唸声コメント
2007年 世界生計費調査 - 都市ランキング
リストは50位まで
このランキングで言えば、NYは15位(前年10位)でちょっと話が違うようだ。同記事によれば、『「ユーロや他の主要通貨に対する米ドルの下落が米国都市の順位に影響している。昨年の同時期には米ドルの上昇により米国の諸都市の順位が上昇したが、全く逆の状況となっている。」とパワーズは述べている。』と為替の問題を指摘している。
このリストで注目は「台北」前年の28位から48位にランクダウン、つまり暮らしやすい都市と言うこと。今年はタイペイツアーも面白いのでは・・・。
中華料理は好きだけど、毒が怖いとお嘆きの貴兄に
中華文化は好きだけど、反日がお嫌いな貴兄に
そしてなによりもフレンドリーな中華に出会いたい貴兄に
コメントする