写真上はパールオイスターバー、下左ロブスターロール、Flickrより、下右経営者レベッカ・チャールズ氏、コンチネンタルマガジンより
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写真上左はエドロブスターバー看板、上右問題のシーザーサラダ、下左ロブスターロール、下右経営者エド・マクファーランド氏、全てFlickrより
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【USFRONTLINE7/4-メニューにも知的所有権~NYレストラン店主、元副料理長訴える】
ニューヨーク市にあるレストランの女性経営者がこのほど、同店の副料理長だった男性に損害賠償を求める訴訟をマンハッタン連邦地裁に起こした。かつて働いた店の料理をそっくりまねして自分の店で出しているのは、知的財産の侵害だと主張している。
ニューヨーク・タイムズによると、原告は、市内ウェストビレッジで「パール・オイスター・バー」を経営するレベッカ・チャールズ氏。訴えられたのは、市内ソーホーで今年3月開店した「エドのロブスター・バー」の料理長兼経営者のエド・マクファーランド氏。訴状によると、被告の店は、カウンターが大理石のバーから羽目板の色、シーザーサラダのドレッシングまで「ありとあらゆる要素」が原告の店の模倣で埋め尽くされ、原告に経済的損害を与えているという。
チャールズ氏は10年前に「パール」を開店して以来、ニューイングランドの海産物を使ったエビ巻きやアサリ揚げなど多彩な海鮮料理で名を売ってきた。一方で、自店のメニューなどをまねた「まがい物」を出す店に目を光らせている。
マクファーランド氏は、かつてパールで6年間、副料理長を務めた。同氏は訴えについて、「(エドの店はパールに)似たレストランではあるが、模倣ではない」と反論している。
チャールズ氏は特に、7ドルの前菜「エドのシーザー」がパールの代表的メニューのレシピをまねしていると話す。「彼に作り方を教えた時、『他の店で作らないで』と話した」という。マクファーランド氏は「私の料理は独自のレシピで作られている」と話し、訴えを「かなりばかげた主張」と突っぱねている。
◇唸声コメント
洗濯屋にスボンをなくされて5400万ドルもの損害賠償を起こしたおバカ判事が裁判に負け、米国に残された節度を見せた。今度は「シーザーサラダ」のレシピを盗み、同じものをメニューに載せたと訴訟を起こしたレストランオーナーが話題を集めている。
エド氏は6年間パールの副コック長、エド氏の弁護士は、「シーザーサラダとロブスターが知的所有権法の下で保護されるのを知らなかった」と小バカにしている。
確かにレシピには知的財産が含まれていると思えるが、そこで修行すれば、その店の味が身につくであろう。それをも知的財産権の侵害となれば、レストランの従業員と秘密保持契約を結ばなければならず、随分と硬直化した仕組みになりそうだ。食いしん坊の唸声としては美味しいものがどこででも食べられることを切に願う。
ただ、この事件はエド氏がパールの店で働いている最中に独立の準備をしていたこと。従業員を一人引き抜いたこと。これでパールのレベッカさんが怒ったのではないか?
この訴訟が原告側勝訴となると米国中のレストランで訴訟合戦が始まる恐れあり。
スボン訴訟ほどふざけてはいないけど、結構ややこしいことになりそうだ。
☆USONews――USOなので念のため
【USONews7/5-物まね味噌汁で日本料理店を提訴?】
ヨッシー・コモリ氏の「おにぎりレストラン・タラコ」で先代から引き継がれた秘伝の味噌汁のレシピを盗み、味を真似したとして、ライバル店の「日本料理・恵瀬」のマイク・ホンダワラ氏を訴えた。
マイク・ホンダワラ氏は「タラコ」に行った事もない。私の店の味は支援団体の華僑の人達から教わったものと話している。日本の味噌汁をどうして中国人から教えてもらったのかは不明だが、「タラコ」の従業員には中国系も多く、企業秘密が漏洩した疑いもある。
◇参考記事
http://nymag.com/daily/food/2007/06/eds_lobster_bar_calls_a_press.html
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