写真上左は鉛入りよだれかけ、上中環境保護センターキャロラインコックス主任、上右トイザラス、下は問題のブランド、WCSH6.comより(映像ニュースも有)
http://www.wcsh6.com/news/article.aspx?storyid=68836
【朝鮮日報8/17-中国製品:今度は赤ちゃん用よだれかけから鉛検出】
鉛成分が検出された中国製の玩具に対するリコールが相次いでいる中、中国製の赤ちゃん用のよだれかけからも安全基準値を超える鉛成分が含まれていたことが分かった、と米国の環境団体が発表した。
AP通信は15日、米カリフォルニア州オークランドに本部を置く「環境保護センター」が、米国最大の赤ちゃん用品・玩具専門店「トイザらス」で販売されていた中国製のビニールのよだれかけについて、ある研究所に依頼して成分分析を行った結果、このよだれかけに使用されている塗料に含まれる鉛成分の量が、米国環境保護局(EPA)が定めた最大許容基準の3倍から4倍に達していることが分かった、と報じた。
同センターはこの調査結果をトイザらス側に通告し、製品の自主回収や販売の中止を行わない場合は提訴する意向を明らかにした。
これに対しトイザらス側は「今年5月に自主的に行った実験では、基準値を上回ってはいないという結果が出ていた。すぐに再度の調査を行い、問題があれば販売を中止する」と表明した。
◇唸声コメント
今年の5月、米国で中国製よだれかけのインクに基準量の16倍もの鉛が含まれていることが分かり、ウォルマートが回収を行ったばかりだ。ただ、イリノイ州だけでも2004年から6万セット(2枚から7枚で1セット)も売れたと言うから、何をいまさらとも思える。今回のトイザらスも同様である。
鉛はポリ塩化ビニールの安定剤として使われているが、鉛害はどこの国でも嫌っているために、鉛フリーも増えている。幼年期の鉛曝露は、学習困難、知性減少、多動性障害、および注意欠陥障害を引き起こす場合がある。また、ポリ塩化ビニールの可塑剤として使われるフタル酸エステル入りの軟化塩ビ玩具(3歳児以下用玩具で直接口に入るもの、おしゃぶりなど)は、EUでは規制がかかっている。
世界の工場「中国」は今や世界各国から返品を受けている。商品だけでなく、金銭的損害も大きい。そしてなによりも大きいのは信用を全く失ったこと。
8/11、「機関車トーマス」の利達玩具の張樹鴻社長(香港人50歳)は鉛入り塗料を供給した東興新能源有限会社の梁社長に騙されたとして首を吊っている。(香港人も中国人を理解できなかったのか?)
ちなみに日本のトイザらスのオンラインショップでは同製品は売られていない↓
http://www.toysrus.co.jp/product/product_list.aspx?pccnt=0&ext=1&product_order=5
中国ではどうなのだろうか?
ドタキャン副首相がメスを入れるから安心?んな訳ないか・・・。
◇ネタ元ニュース
【CNNMoney8/15-Still for sale: Bibs with lead】
http://money.cnn.com/2007/08/15/news/companies/lead_bibs/index.htm?eref=rss_topstories
Tests by two firms show elevated lead levels in bibs sold at Toys 'R' Us, but retailer, Feds have not recalled item.
【International Herald Tribune 2007/5/3-Wal-Mart recalls lead-laced baby bibs from China】
http://www.iht.com/articles/2007/05/03/business/bibs.php
◇関連ニュース
【トイザらス8/17-トミーダイレクト 「カーズ」シリーズ「ムービーモーメント『フィルモア&サージ』」の回収について】
http://www.toysrus.co.jp/truj/pdf/20070817.pdf
アマゾンで売られていた同製品、現在在庫切れだって、鉛入りはいっぱいあるよ
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