
写真左はひとめぼれとコシヒカリの価格表、中はコシヒカリレディ/上海熱線より、右は在りし日の松岡農相/厦门中小在線2007/4/12より
http://eat.online.sh.cn/eat/gb/content/2007-07/26/content_2026650.htm
http://www.smexm.gov.cn/2007-4/2007412852106843.htm
【NNA8/14】新潟産の「コシヒカリ」と宮城産の「ひとめぼれ」で、一袋(2キロ入り)の値段はそれぞれ、198元と188元(200元で約3,200円)で、中国産米の数十倍。“超高級米”の販売については、業界でも賛否両論あるようです。
ちなみに、上海の日本食材を扱うスーパーなどでは、中国産のコシヒカリが1袋(5キロ入り)当たり62元、あきたこまちが同47元と、日本産の約10分の1。大型スーパーで売られている中国米に至っては、安いもので1キロ2.5元と、こちらは約40分の1にすぎません。
たとえば北京の物価と比べてみると。
2キロで188元=1カ月分の地下鉄代=スイカ23個分=肉まん376個分、と考えると「う~」と悩むが、=スタバのコーヒー7.5杯分=輸入物オリーブオイル1本分と換算すると「まあそんなもん」と納得する。地元の人はどうとらえるだろう。
◇唸声コメント
これだけ高ければ、庶民には手が届かない。肉まん376個分には驚き、得体の知れない肉や紙が入っていたとしても?肉まんは安い。米は主食なのであまり高すぎるのは・・・?2kgで5元の現地米の40倍が日本の超高級米、一部のバブルの金持ちが美味しいと言って食べている光景が見えてくる。
しかしながら、早期完売した理由は美味しさだけではない。安心を中国人は買ったのだ。益々、日本の食材が売れるようになる。既に一部の金持ちの間では、日本のリンゴを1個1000円(中国では1個10円程度)で買うのだから、40倍くらいはどうと言うことないのだろう。
日本人は中国の危ないが安い野菜を食べ、中国人は日本の高いが安心できる野菜を食べるようになる???何か変だぞ。日本の農業が中国へ対して攻勢をかけるのは面白いと思うが、自給率も常に考えてもらいたい。また、日本共産党はこうした農産物の輸出は全体の0.09%に過ぎず、攻めの農政が輸入自由化を呼ぶことになると説いている。これも一理ある。
日本を農業の輸出国にすると言っていた故松岡農相、さて、どうなる。
ちなみに、コシヒカリは中国語で「越光」、ひとめぼれは「一见钟情」、10元の差は何なのだろう?おまけになるが、スタバのコーヒー7.5杯分は高いよなぁ。コーヒー1杯で肉まん50個分だよーーー。
◇参考
■唸声中国/りんご生産世界一の中国で青森りんごが高値で売れている!
http://datefile.iza.ne.jp/blog/entry/116575/
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