香港衛生署の公報に問題の水銀クリームの写真をプラス
http://www.dh.gov.hk/tc_chi/press/2007/071022-2.html
【RecordChina10/25-水銀入り化粧品で中毒症状、衛生署は市民に注意呼びかけ―香港】
2007年9月、香港で41歳の女性が疲労感などを訴えて、病院を訪れた。検査の結果、血液中の水銀濃度が極めて高いことが分かった。この女性は、友人から送られた化粧品を使っていたが、その中に多量の水銀が含まれていたことが原因と見られている。
水銀が含まれていたのは、「華瑪ABC」という名称で、クレンジング・フェイスクリームなどからなる化粧品セット。台湾で製造されたものだった。香港では販売されていないが、女性の友人がプレゼントしたという。
同化粧品に含まれている水銀量は化粧品として許される上限を超えており、香港衛生署は市民に対して、同製品の使用中止を呼びかけている。
水銀中毒は神経系統や腎臓に大きな被害を与えることで知られている。(翻訳・編集/KT)
◇唸声コメント
この商品にもニセモノがあるようだ。香港衛生署は確認をしたのだろうか?いや、本物もニセモノも等しく水銀入りかな?
中国での水銀入り化粧品はこれが初めてではない。過去にも何回か摘発されている。美白化粧品としての水銀化粧品には歴史がある。日本でも伊勢白粉は水銀白粉、京白粉は鉛白粉であった。どちらも中毒になる有毒白粉、現在では禁止されている。注記-44年7月16日中央薬事審議会の意見を求め,これに基づき白降汞を含有する一般用医薬品および医薬部外品について製造中止,45年1月1日以降の販売禁止-厚生省白書より<白降汞=アミノ塩化第二水銀>
水銀化粧品の美白の原理は、クリームの界面活性剤が皮膚のバリアを壊し、アミノ塩化第二水銀が表皮細胞に浸透し、細胞内のメラニンを漂白するために美白効果がもたらされる。
美白と言えば聞こえが良いが、現実的には漂白なのである。漂白が肌に良い訳がない。
美白にご用心?
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