
写真左は43年ぶりに撮影された華南虎だが・・・/大紀元より、右は撮影した周正龍氏
http://www.epochtimes.com/gb/7/10/18/n1872008.htm
この写真の真偽が中国のネットファンの間でもめている。43年ぶりで華南虎の生存が確認されたとして、この写真を撮った周正龍氏には賞金として2万元が与えられた。ところが、合成写真ではないかとの疑いがネットファンの間で強まっている。
虎の影と色が不自然だというもの。そう言われれば、そんな気もする。しかし、葉っぱが虎と微妙に絡み合っているので本物だとする声も多い。一方、ボール紙に虎の写真を貼り付けて撮ったものだとする意見も多い。
周氏は、自分は農民でパソコンなど使ったこともなく、合成写真など作れないと話している。毛沢東の時代もパソコンはないが、合成写真は作っていたけどねぇ?周氏はデシカメと銀塩カメラの両方で71枚の写真を撮ったそうだ。
揚子江イルカの件もあるので、ネットファンの疑惑は簡単には拭いきれない。
【RecordChina10/16-猟師の写真で「華南虎」の生存を確認、急きょ一帯を立ち入り禁止に】
15日、林業庁は、絶滅危惧種の華南虎が見つかった陝西省で、虎の群れを守るため、発見場所一帯での狩猟などを全面的に禁止した。
2007年10月15日、絶滅が心配されていた野生の華南虎(別名・中国虎)が先に43年ぶりに猟師によって撮影され、存在が明らかになったばかりだが、陝西省林業庁は緊急の通達を出し、発見場所一帯での狩猟活動などを全面的に禁止した。山道の入口に検査所や観察ポイントを設置し、関係者以外は立ち入りができなくなる。
同庁によると、野生の華南虎の生存が確認された以上、トラの群れがいると想定し、その活動範囲を保護、監視する必要があるとして、狩猟など立ち入りを全面禁止する。同時に省政府に対し国家クラス自然保護区指定の申請をする。
今回、華南虎の撮影に成功した猟師の周さんは、自分の目で生存する姿を確認したいと執念で山へ通い、ついに撮影に成功。貴重な写真として賞金2万元(約32万円)が贈られたことでも話題になった。(翻訳・編集/WF)
http://www.recordchina.co.jp/group/g12061.html
◇参考ニュース/陕西镇坪经贸局长:"拍虎英雄"曾申请版权被驳回
http://www.chinanews.com.cn/sh/news/2007/10-19/1053364.shtml
◇参考ニュース/网友辟谣:野生华南虎照片不是PS作品
http://news.163.com/07/1019/10/3R5LKO2I00012CSI.html
◇華南虎メモ
1950年代、中国にはおよそ4千頭の「華南虎」がいた。しかし、毛沢東の時代に有害獣として大半の華南虎が殺されてしまった。いや、虎骨酒や精力剤として食べられてしまったのだろう。現在は十数頭が全国の十数カ所の動物園にいるだけだ。揚子江イルカのように野生の華南虎は既に絶滅したものと思われていた。
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