
写真はデート・レイプ・ドラックの含まれている中国製玩具「アクアドッツ」/米消費者製品安全委員会HPより
http://www.cpsc.gov/cpscpub/prerel/prhtml08/08074.html
【CNN11/8-中国製玩具、北米・豪で自主回収 有害物質含有で】
ワシントン──カナダ企業が販売している中国製玩具に、非常に有害な化学物質が含まれていることが専門家の検査で判明し、北米とオーストラリアで数百万点の回収が始まった。クリスマス商戦が始まるなか、玩具業界にとって新たな打撃になるとみられている。
回収されているのは、トロントに本社を置くスピン・マスター・トイズが販売しているビーズ玩具「アクアドッツ」。オーストラリアでは現地企業ムース・エンタープライズが「ビンディーズ」の商品名で販売している。ビーズで好きな形を作り、水を吹きかけると固まるという人気商品で、今年現地で行われた玩具業界のイベントで年間最優秀玩具に選ばれた。アクアドッツとビンディーズが同一工場で生産されたかは不明。
専門家によると、ビーズを誤って飲み込んだ場合、コーティングに使用されている化学物質が毒性の強いガンマヒドロキシ酪酸(らくさん)に変化し、意識不明や呼吸困難を引き起こす。最悪の場合は死に至るという。
同製品をめぐっては、これまでに米国で2人、オーストラリアで3人が入院した。米消費者製品安全委員会(CPSC)の関係者が7日に語ったところによると、米国の2人は意識不明。オーストラリアでは2歳男児と10歳女児、生後1年7カ月の男児が治療中であることが判明し、6日から回収が始まった。
7日にはこのほか米国で、基準値以上の鉛が検出された中国製玩具40万5000点の回収が発表された。
http://www.cnn.co.jp/business/CNN200711080013.html
◇唸声コメント
このおもちゃはビーズをプレートに並べて水をかけるとビーズ同士がくっつく仕組みだ。今年のクリスマス商戦のウォルマートの人気TOP12だそうだ。
このビーズに1,4-ブタンジオールが溶剤として使われているために、誤って飲み込むと体内でガンマヒドロキシ酪酸に変化する。ガンマヒドロキシ酪酸はGHBと呼ばれる麻薬(日本では2001/11より麻薬指定)で米国ではデート・レイプ・ドラックとして知られている。
日本にはエポック社の「アクアビーズ」があり「アクアドッツ」と同じおもちゃである。
http://epoch.jp/ty/aquabeads/about.html
そこでエポック社に電話で確認をしてみた。
唸声「アクアドッツの件ですが、御社の製品も同じですか?」
E社「弊社の商品も中国で生産しておりますが、カナダのものとは違います。ご安心ください」
唸声「アクアビーズはエボック社のオリジナルですか?」
E社「はい、弊社のオリジナルです」
唸声「それではアクアドッツは御社の知的財産を侵害していませんか?」
E社「はぁー?」
唸声「アクアドッツは御社のアクアビーズの真似たものですよね?訴訟はしないのですか?」
E社「少々お待ちください。~現在のところ考えておりませんが・・・」
唸声「日本の知財を守るためにも、どうぞ頑張ってください」
◇おまけ/懐かしのロボットもリコールだ
http://www.cpsc.gov/cpscpub/prerel/prhtml08/08072.html
この中国製のレトロロボットは毎度お馴染みの鉛でボツ、25ドルで販売されていた。リコール数は2600個と少ない。昔は日本で作っていたことも・・・。
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