
写真上左は算盤陶磁器、上右はそろばんをはじく米少女/トモエそろばんHPより、下はシャープそろばん電卓
http://www.soroban.com/museum/8s.html
http://www.soroban.com/sorobannews/sorobannews.htm
*注意、トップ・トップテンは誤り、アルファベット順に並べられている一番最初が「Abacus=そろばん」
【RecordChina11/8-世界を変えた101の小発明、トップはそろばん―英紙】
2007年11月、イギリス紙インディペンデントは“世界を変えた101の小発明”というランキングを発表、そのトップにそろばんが選ばれた。その発明は遅くとも紀元2世紀と言われており、中国起源説もある。計算速度は電卓を使うよりも早いと絶賛されている。
トップテンのランキングは以下の通り。
1 そろばん
2 アルキメデスのスクリュー。紀元前7世紀、バビロンの空中庭園を潤したこの発明はいまだに灌漑のために使われている。
3 アスピリン 世界でもっとも広く使われている解熱・鎮痛剤。
4 アタリ2600 史上初となる家庭用ゲーム機。
5 有刺鉄線 農場や国境を守るため広く使用されている。
6 バーコード 今やありとあらゆる商品に使用されている。
7 電池 日常生活における主要エネルギー源の一つ。
8 自転車 車社会になった現在でも広く使われている。
9 ボールペン 現在、世界では毎日1400万本のボールペンが販売されている。
10 ブラックベリー 情報端末として空前の大ヒット。
http://www.recordchina.co.jp/group/g12535.html
◇唸声コメント
101の全ては↓101 gadgets that changed the world
http://www.independent.ie/lifestyle/101-gadgets-that-changed-the-world-1211372.html?startindex=-1
コラムを書く人は必見、101のコラムが書けるぞ。No97にご注目、ヘェーだよ。
そろばんの起源はメソポタミアまで遡り、現在の珠型の原型は中国ではなかろうか?日本には室町時代に中国の商人が伝えたとされている。中国のそろばんは5玉2つ、1玉5つの16進法、日本では5玉1つ、1玉4つの10進法に変化し、世界の珠算の主流はこの5玉1つ、1玉4つのそろばんである。そろばんの語源は算盤suàn pánから。
このそろばんがアーサー・C・クラークのSFにも登場する。「彗星の中へ(Into the Comet)1960」でロケットに搭載されたコンピュータが故障し、地球への軌道計算ができず、日本人の祖母をもつ乗組員のジョージ・タケイがそろばんを作り、そろばんで軌道計算をすると言うもの。
SFとバカにする勿れ。この小説の10年後のアポロ11号にも搭載された。それはそろばんではなく計算尺であったが・・・。つい最近米国でオークションにかけられ、この計算尺は77675ドルで落札された。コンピュータが故障した時の用心とのこと。
Buzz Aldrin's Apollo 11 Slide Rule
http://americana.ha.com/common/view_item.php?Sale_No=669&Lot_No=25368&type=&ic=#Photo
しかし、計算尺はアナログであるために大雑把、こんなもので軌道計算ができるのかな?そろばんは10進法デジタル計算機、計算尺よりも正確であり、アーサー・C・クラークのSFは正しい。但し、無重力空間でそろばんをどうやってはじくのか?気になるところではあるが・・・。
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