写真左はサンパウロ美術館2007/9/7、右は夜のサンパウロ美術館2007/12/15/Flickrより
http://www.flickr.com/photos/erprando/1342630545/
http://www.flickr.com/photos/thiagohenrique/2120563510/
写真左はサンパウロ美術館の陳列・犯人はこのルノワールに目もくれていない?/同美術館HPより、中はシュザンヌ・ブロックの肖像を書いた1904年当時のピカソの写真/モンマルトルより、右はブラジル一有名なカンジド・ポルチナリの写真・彼はコーヒー農園出身
http://masp.uol.com.br/exposicoes/2005/as100maravilhas/3.php
http://www.montmartrenet.com/article.php?id_article=115
http://www.scarte.com.br/artistas.php?id=33
写真左は盗まれたピカソ作Portrait of Suzanne Bloch/アートディリーより、右は盗まれたポルチナリ作Lavrador de Café/Ritual Caféより いずれも大判詳細は以下のサイトで
http://www.artdaily.com/imagenes/2007/12/21/e28303ff-5878.jpg
http://www.artdaily.com/index.asp?int_sec=2&int_new=22683
http://ritualcafe.files.wordpress.com/2007/07/lavrador-de-cafe.jpg
写真は防犯カメラの捕らえた犯人の映像だが、不明瞭で犯人を特定できる代物ではない
【朝日新聞12/21-ピカソなど60億円相当の絵画盗難 わずか3分間の犯行】
中南米有数の美術館として知られるサンパウロ美術館で20日朝、ピカソなどの絵画2点(計60億円相当)が強盗に盗まれた。わずか3分間の犯行だったという。
ロイター通信などによると、盗まれたのはピカソが1904年に描いた「シュザンヌ・ブロックの肖像」と、ブラジルの画家ポルチナリがコーヒー農夫を描いた39年の絵画。
強盗は3人組。午前5時すぎに、目抜き通りであるパウリスタ大通りに面した正面玄関のドアを破って侵入し、異なる部屋に展示されていた2点を奪って逃げた。ドアには警報装置はついていなかった。
地元メディアによると、この2点を狙った強盗未遂は、最近2カ月で2度起きていたという。捜査官は「素人のやり口ではない。プロの仕業だ」などと話している。
◇唸声コメント
盗まれたピカソの絵が5000万ドル≒57億円、ポルチナリの絵が500~600万ドル≒5億7千万円~6億84百万円とサンパウロギャラリーのジョーンズ氏は見積もる。
同氏はルノワールやゴッホ、マチス、ラファエルやレンブラントには手もつけていなかったことに絵画窃盗のプロではないと言う。ピカソの絵は小さいし(66*53cm)、ポルチナリの絵(101*81cm)はドアにかかっていたので手っ取り早く盗めると犯人が考えたのではないかと推測している。
しかし、ガードマンの交代時を狙った早朝5時9分から5時12分の3分間で犯行を終えていることから、ブラジル警察のゴメス刑事はプロの犯行だと見ている。但し、防犯アラームは故障していたようでなんとも情けない。宝の山もノーセキュリティーでは泥棒が各国から押し寄せてくるぞ。
ポルチナリの盗まれた絵はブラジルの教科書に載っているポピュラーなものだそうで、この絵を狙いピカソはおまけなのか?
ピカソの描いたシュザンヌ・ブロックの肖像であるが、彼女はベルギーのオペラ歌手であり、ピカソの友人かつパトロンであった。
ポルチナリの絵は土を絵の具に混ぜて描いたものもあるようだ。コーヒー園の農夫もなかなか力強い。NYの国連ビルのロビー壁画↓は彼の作品、「平和と戦争」
http://www.un.org/Pubs/chronicle/2003/issue3/pw.jpg
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