写真は業界の内部告発をした興百軒(菜市口本店)、同社ブランドマーク、純度99.99を意味する万足金[mò zú jīn]
http://www.bj.xinhuanet.com/bjpd-wq/xbx.htm
【RecordChina12/9-パンダじゃないよ!!純金“ハンダ”販売!内部告発でジュエリー業界が大揺れ】
2007年12月06日、新華網の報道によれば、創業100年を誇る北京の老舗貴金属店である興百軒黄金珠玉専営店が4日、業界の内情を告発したそうだ。それによれば、足金(純度99.00%の純金)、千足金(純度99.90%の純金)のアクセサリーの成分が実は金だけではなく、多くの貴金属店で“ハンダ”が金として高値で売られているというのだ。
記者が4日、興百軒黄金珠玉専営店で見たところ、“金製品ハンダ展示台”というコーナーに“多くのハンダを含む”、“多少のハンダを含む”、“ハンダを含まない万足金(純度99.99%の純金)”の3種類が並べられていたが、消費者にとっては肉眼では判別不可能。しかし、火にさらしてみるとハンダ部分には黒い点が生じ、判別することができるそうだ。
中国珠宝協会副会長の呉国忠(ウー・グオジョン)教授によれば、デザインが複雑なアクセサリーほど製造過程でハンダの使用部分が多くなるという。ただし、万足金の製品ではハンダではなく、溶接技術が使われているため、純度は最も高くなるそうだ。
しかし、わずかなハンダでどれくらいの不正利益があるのだろうか。呉氏の計算では、同じ価格で売られている20グラムの純度99.00%の純金ネックレスを比べてみると、一方は約0.16グラム金が少なく、消費者はハンダに33.6元(約500円)支払っていることになるという。金1トンにつき、ハンダが8000グラム売られることになる計算すると、およそ168万元(約2500万円)に相当する金が節約でき、莫大な利益が得られるはずだと、ある消費者は怒りを隠せない。(翻訳・編集/岡田)
http://www.recordchina.co.jp/show.php?img=cfp390766700.jpg
◇唸声コメント
金(カネでもキンでも同じだが)の大好きな中国人にとってこのニュースは聞き捨てならないだろう。自分の大切なお金が金無垢ではなく、ハンダ入り金になっているのだから。別に中国人ばかりではない、インド人もきっとびっくりしているだろう。
1895年、タイで創業の興百軒は2004年に北京でも商売を開始、中国内では後発となるために、業界との関係も良くなかったに違いない。それで今回の内部告発となり、自社の正当性をメディアにより大いに宣伝したのだろう。
このチクリの所為かどうかは分からないが、同社のHP<www.bjxbx.com/>には『警告――あなたが訪れようとしているサイトはあなたのコンピュータに危害を与える可能性があります』との中国語の警告が出る。チクられた同業者の嫌がらせであろう。『兴百轩』でググるとトップに出る。決してクリックしないように。
記事にある千足金は999/1000でスリーナイン、万足金は9999/10000でフォーナイン、日本では24Kと呼ばれる純金はフォーナインのみである。
鉛ばかりでない、ハンダ入りニセ純金もこの国にはある。信用できる国になるのは何時のことだろうか?
◇元ネタ/竞報12/5-挂金价卖铜、锡
http://www.thefirst.cn/66/2007-12-05/157519.htm
新華網12/4-京城金行揭秘黃金飾品市場貓膩 合金焊藥當金賣
http://big5.xinhuanet.com/gate/big5/news.xinhuanet.com/society/2007-12/04/content_7198852.htm
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