写真の記事は1/24南方都市報-硫酸污染地下水 中毒者挤满医院より
http://www.nanfangdaily.com.cn/southnews/dd/dsb/A15/200801240056.asp
【IZA1/24-北京=福島香織、中国で地下水汚染 3人死亡、数千人が入院か】
湖南省辰渓県板橋鎮で硫酸工場から漏れた硫酸による地下水汚染で地元農民に大量の中毒が発生しているもようだ。同県の共産党委員会宣伝部は中毒が確認されたのは26人と発表したが、南方都市報は数千人が入院し、「すでに3人死亡」と報じており、被害は今後拡大する可能性がある。24日付の同紙によると、12月下旬ごろ飲用水が黄色に変色していることに村民が気づき、県政府と地元環境保護当局に通報していた。しかし同月7日発表の水質検査結果では安心して飲用できる、との判断が示されていた。
1月中旬以降、この工場近くの村で奇病が発生。四肢に力がはいらず風邪に似た症状を訴える村民が続出し大量の入院者が出た。鎮政府が事態を重視し再度、化学検査したところ地下水中に亜ヒ酸、すずなどが検出された。工場からの硫酸漏れが原因とみられているが、詳しい状況は不明。
県党委員会宣伝部は産経新聞の電話取材に対し「硫酸漏れによる地下水汚染」と中毒の発生事実は認めたが、中毒が数千人規模に広がり死者が出ていることについては否定。入院については「念のため診断を受けているだけだ」と説明した。
中国は2005年の石油化学工場の爆発による松花江ベンゼン汚染以来、水質汚染問題の多発期に入ったといわれる。
◇唸声コメント
新華社によれば、中毒患者は3000人としている。飲料水が黄色に変色していたにもかかわらず、水質検査は問題なし、これが中国の根本の問題である。
たぶん、お役人はこの硫酸工場から賄賂を貰っていたのだろう。環境保護局が環境を保護しないで、自らの懐のみを保護しているのでは何の役にも立たない。これが中国の仕組みなのだから、誰も政府を信用しなくなる。たぶん、検査をしたお役人を処分して、ハイおしまい。これじゃ、死んだ人も浮かばれない。
中国では貴重な水をいとも簡単に汚染してしまう。そして後始末はお偉いさんが、安全宣言を出して終了、しかし、誰も安全宣言を信じないから、誰も地下水を飲まない。つまり、安全宣言が出された後は、誰も病気にならない・・・。これが中国式安全宣言だ。
◇参考ニュース
RecordChina1/24-ヒ素中毒患者が続出、未処理の産業排水を河に流した悪質企業―貴州省
http://www.recordchina.co.jp/group/g15002.html
こっちはヒ素汚染水だ。
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