写真は華強プラスチック有限公司製造のレジ袋、同社ロゴマーク、同社工場/同社HPより
中国政府は2008/1に0.025ミリ未満のレジ袋の製造と使用を禁止する通達を出した。中国で最大のレジ袋メーカーである華強プラスチックのレジ袋の90%はこの通達に該当するために工場を閉鎖せざるを得なかったとしている。グリーンピースなどの環境団体は大歓迎であるが、二万人の従業員は全て解雇される予定とあってその影響は大きい。
同社は11年連続業界トップであり、同業界に対する影響も大きい。現在、製造は停止しているものの同社の在庫を投売り状態でレジ袋全体の値崩れが起きている。
レジ袋自体をなくすことは難しいので、0.025ミリ以上の袋に切り替えれば済む問題だが、同社は閉鎖を選んだ。技術的な問題はそれほどないと考えられるので、従業員の首切りで清算し、工場の売却を同社が考えているのだろう。
この裏には原材料の高騰及び労務コストの増大(1月から労働契約法施行されている)で利益がジリ貧となり、工場売却を選択したのだろう。工場閉鎖は間違っても環境問題の為にしたことではなく、体のいい首切り理由に使ったものと思える。
【ロイター2/27-中国最大のレジ袋メーカーが閉鎖、政府環境対策のあおりで】
プラスチック製品の利用削減を進める中国政府主導の環境対策のあおりを受け、同国最大のレジ袋メーカーが閉鎖に追い込まれた。新華社が26日報じた。
中国は1月、レジ袋の規制を突如発表。6月1日から、極薄の袋の生産と、スーパーや店舗での袋の無料提供を禁じた。
これを受けて、従業員数2万人のSuiping Huaqiang Plasticは1月中旬、生産を停止。従業員の1人はロイターに対し「工場は正式に閉鎖された。清算の手続きに入っており、ほとんど人はいない状態だ」と語った。
同社のビニール袋の生産規模は年間25万トンで、総額22億元(約327億円)。政府の規制は同社にとって厳しすぎる結果となった。
中国貿易報のウェブサイト(http://www.chinatradenews.com.cn)によると、中国で使われるビニール袋は1日当たり最高30億枚、包装用プラスチック製品を生産するために精製する原油量は年間500万トン(3700万バレル)となっている。
◇同ニュースソース
Guardian2/27-China's biggest plastic bag maker closes after ban
http://www.guardian.co.uk/world/2008/feb/27/china.plasticbags
塑胶资讯2/27-受政策影响全国最大塑料袋商停产转让
http://www.51pla.com/Html/Market/678/Info_67869_1.htm
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