写真左は愛新覚羅溥佐氏(満州帝国愛新覚羅溥儀皇帝の又従兄弟、2001/9/10没)/ネットより、右は中国ネットで売られている溥佐氏の作品・80元/淘宝網より、80元が妥当値なのか?真偽の程も分からず
http://auction1.taobao.com/auction/item_detail-0db1-572ba449552198d6e434b257ca5b4759.jhtml
祖父である愛新覚羅溥佐氏(写真の人物)の作品を買い戻したいとして、その孫である愛新覚羅一聡(35歳)は犯罪者の減刑を約束して、その犯罪者の家族から25万7千元を騙し取った。一聡は政治・法律部門の共産党幹部の子弟に顔が利くとして話を持ちかけているが、実際にこうしたコネで減刑されることもあるのだろう。だから騙される。
裁判もコネとなると外国企業が絡む裁判は不利である。コネにはコネで臨まないと勝てる裁判も負けてしまう。こんな国で裁判をやること自体が無意味なのかもしれないが?
この皇族詐欺師は2005/4にも傷害罪で懲役刑を下されている。2回も懲役刑を喰らっていたら札付きとなるだろう。これからの動きが気になる。日本人は皇族には弱いので・・・。
さて、金を支払う時の注意として、全部始めに支払ってしまうのはダメ、この国ではステップごとに支払うべき。全部始めに払ってしまうと、そのまま後の約束は履行されないケースが多い。
こんな例を聞いたことがある。工場で事故により亡くなった工員の家族に示談金を支払ったところ、遺体を工場の入り口に置かれて嫌がらせをされたと言うもの。示談金に関してはその家族は納得していたが、火葬前に全てを支払ったためにこうしたことが起きたそうである。だから、火葬前に1/3、火葬後に2/3を支払うのがトラブルの起きない支払い方とのこと。なんとも嫌な国である。
【RecordChina3/23-清朝皇族の末裔が詐欺!「祖父の遺品を取り戻したかった」―北京市】
2008年3月21日、北京市第一中級人民法院で、ある男に懲役12年の判決が下された。男の名は愛新覚羅一聡(アイシンギョロ・イーゾン)。その名が示すとおり、清朝皇族の末裔だ。北京晩報が伝えた。
2006年、一聡は著作権侵害で公判中の程(チョン)の妻に「自分は共産党幹部の子弟に知り合いがいるため、刑の減免を働きかけることが出来る」と話を持ちかけ、書画などの賄賂を送る名目で25万7000元(約360万円)の現金を要求した。12月、程は執行猶予付き懲役3年の判決を受けたが、その後も一聡は金を要求。裁判が結審したことを知らなかったことで、要求した金は一聡が着服し減刑を働きかけていなかったことが発覚した。
一聡の祖父はラストエンペラー溥儀のいとこに当たる溥佐。溥佐は著名な画家で人民中国成立後も河北芸術師範学院、天津美術学院で教鞭を執っていた。一聡が犯行に及んだ動機は祖父の絵を買い戻す資金を得るためだったという。(翻訳・編集/KT)
◇元ネタ/北京晨報3/22-清皇室后嗣借“捞人”骗财
http://www.morningpost.com.cn/bjcb/html/2008-03/22/content_57730.htm
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