写真はA型肝炎ウィルスに汚染された大型水ボトルをチェックする執行官/金黔在线より
金黔在线4/14-【图文】现场封存3桶“竹源”水
http://gzsb.gog.com.cn/system/2008/04/14/010252744.shtml
大型水ボトルから299人ものA型肝炎集団感染者を出してしまった。この多くは貴陽学院の在校生であり、2/27から下痢などの症状が出ていた。3/31、2名のA型肝炎患者を認定、4/1に16名、4/2に51名と被害が拡大して行った。
中国衛生部が緊急通達を出したのは4/18、既に手遅れであり、299名もの多くの感染者を出した。この間、何があったのだろう。小役人が保身を考えていたのだろうか?
A型肝炎は水からも感染する。衛生状態の悪い地区での生水は厳禁である。水を飲まなくても氷からでも感染する。刺身なども気をつけたい。十分に加熱すれば感染はしない。
今回の騒動の原因は、水源が汚染されていたようだ。つまり糞尿等の汚水が水源に入り込んだ疑いがある。中国の水汚染は何も化学薬品によるものだけではない。こうした非常識がもたらす災害は人災であり、なんとも情け無い。
衛生的な設備と検査で毒など入る込む筈がないと口だけでまくし立てる国民性がこうした悲劇を呼び起こす。今回も誰かの所為にするだけで根本的な解決はされないだろう。つまり、同じことが再び起きる。北京オリンピックはすぐそこまで来ているのに・・・。
【RecordChina4/20-ウォーターサーバーの飲料水から、299人がA型肝炎に感染―中国衛生部】
2008年4月19日、中国衛生部は18日、全国各地に設置されているウォーターサーバー(飲用水給水装置)の一斉水質検査をただちに実施するよう緊急通知を出した。同時に貴州省貴陽市の「南明竹源天然鉱泉飲料有限公司(会社)」が製造した「竹源」ブランドの大型ボトルウォーターなど飲料水関連商品の即時発売停止も指示した。「中国新聞網」が伝えた。
調査の結果、今年2月下旬から3月上旬に同社製品からは著しい汚染が確認されており、生産過程での消毒も不完全でウォーターサーバー内の飲料水も衛生基準を満たしていなかった。このため、今年3月から貴陽市の複数の職場や学校で同社のウォーターサーバーから水を飲んだことが原因とみられるA型肝炎の集団感染が発生。
4月17日午後4時までに、同市でA型肝炎と診断された患者は299人、疑いのある患者は37人にのぼっている。(翻訳・編集/本郷)
http://www.recordchina.co.jp/group/g17994.html
◇参考ニュース/華龍網4/19-竹源牌桶装水不洁 贵阳299人感染甲肝
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