写真左は誘拐主犯格の劉建秋、右は判決を聞き泣き騒ぐ主犯格の一人胡海平/博客より
6/5、誘拐犯の劉建秋、黄健、武平生の三名の死刑が執行された。
事件は広東省東莞市で2001/3から3年間強で38人の子供をチューイングガムやキャンデーで誘拐し、一人約1万元で売り飛ばしていたもの。
ここで不思議なのは右写真の胡海平、彼女も死刑相当であるのだが、懲役15年。何故か?彼女は妊娠していたのである。
中国の刑法第49条に
『第四十九条犯罪的时候不满十八周岁的人和审判的时候怀孕的妇女,不适用死刑』
『犯罪時に18歳未満である場合と裁判時に妊娠をしている女性には死刑の適用はない』とされている。また、『死刑執行時に妊娠が確認された場合は直ちに刑の執行が中止される』(刑事訴訟法211条3項)と言う。中国の妊婦を怒らせたら怖いぞ。ご注意!
胡海平は死刑判決ではないのに何故泣き叫んだのか?それは、自分の子供のことを心配したからである。つまり、子供たちを誘拐して売ったお金で自分の三人の子供を育てていたのだ。なんともメチャクチャな言い分である。
38名中12名の子供たちの行方が分かっていない。無事であることを祈るのみだ。タイでの子供誘拐は児童売春や臓器摘出などの恐ろしい結末も用意されている。
【RecordChina6/10-児童38人を誘拐・売買、犯人の死刑執行―広東省東莞市】
2008年6月、広東省東莞市で児童38人の誘拐、人身売買の罪で死刑判決を受けていた劉建秋(リウ・ジエンチウ)の死刑が執行された。9日、中国新聞社が伝えた。
劉は2001年3月から04年5月にかけて仲間と共謀し児童を誘拐していた。その手口は1人で遊んでいる子どもを見つけてはおもちゃやお菓子をえさに連れ去るというもので、31回で計38人の子どもを誘拐している。うち12人は今なお行方不明のままだ。
劉らが誘拐した子どもは輸送専門の犯罪グループへと手渡される。販売先の福建省へと運ばれた子どもは販売専門のグループへと手渡され、最終的な購入者に売りつけられることとなる。末端価格は1万3000元(約19万5000円)程度だったという。
劉の死刑が執行されたほか、関係した9人には懲役6年から執行猶予付き死刑判決まで、その罪に応じた刑が与えられている。(翻訳・編集/KT)
http://www.recordchina.co.jp/group/g20239.html
博客2006/4/18-绝对现场:丧尽天良的女人贩被审判实录
http://blog2.eastmoney.com/seven,66977.html
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