写真は自爆した女性の髪の毛/看中国より、なんとも無残な写真である。流血はこの写真にはないが、縮れた髪の毛が自爆テロの悲惨さを物語っている。
7/28、バクダッドで三人の女性が自爆し、シーア派巡礼者28名が死亡、92名が負傷した。かくも宗教は人を許せぬものなのか?
ふと、与謝野晶子の「みだれ髪」を思い出した。
-その子二十(はたち) 櫛にながるる 黒髪の おごりの春の うつくしきかな-
見ることのない春に散る命、そして巻き添えになった多くの命、人を救うべき宗教が人の命を断つことの矛盾、この髪の持ち主も平和なイスラム世界を望んでいた筈だ・・・。
看中国7/28-炸剩一团发(图)
http://www.secretchina.com/news/256416.html
【産経7/28-イラクで自爆テロ相次ぎ50人死亡】
イラクの首都バグダッド中心部のカッラーダ地区で28日、女性3人が次々と自爆し、イスラム教シーア派の宗教行事のために国内各地から集まってきた巡礼者少なくとも28人が死亡、92人が負傷した。ロイター通信などが伝えた。
行事はイラクのシーア派の多数派を占める12イマーム派の歴史上のイマーム(宗教指導者)の1人の追悼行事で、29日に最高潮を迎える。巡礼者の多くは徒歩で行事の中心となるモスク(イスラム教礼拝所)があるバグダッド北部カーズィミーヤ地区に向かっていた。国際テロ組織アルカーイダ系のスンニ派過激派は最近、米軍やイラク治安部隊の目を逃れやすい女性を自爆テロに多用している。
一方、クルド自治区への編入の是非を巡りクルド人とアラブ人、トルクメン人が対立する北部の産油都市キルクークでは同日、男性による自爆テロがあり、22人が死亡、150人以上が負傷した。 (カイロ 村上大介)
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