
写真と記事はMailOnlineより、百万人分の重要データの入ったハードディスクを見せるアンドリュー・チャップマン氏、彼はこの中古PCを35ポンド≒7140円でeBayで購入した。<1£=204円>
どんなデータが入っていたかと言うと100万人分のアメックス、ナショナル・ウエストミンスター銀行、ロイヤル・バンク・オブ・スコットランドの金融顧客データ。
名前、生年月日、メールアドレス、携帯電話番号、銀行口座番号、各種コード、クレジットカード番号、母親の旧姓(セキュリティチェックに使用する)、さらには署名データまで含んでいた。
MailOnlineの記事には数百万ポンドの値打ちがあるとしているが、一人分が5ポンドとして500万ポンド≒10億2千万円の価値は最低でもある。とすれば、このデータを購入した犯罪者は少なくても100億円くらいは稼ぐだろう。いや、もっと多いか???
チャップマン氏(56歳)はITマネージャー、このデータを見た時は死ぬほどビックリしたに違いない。尚、このマシンはエセックス州のシューベリネスで会社の保管用データとして使われていたが、元従業員が今月になってデータ消去せずにeBayに出品、35.88ポンドで販売した。
チャップマン氏がこのデータをどうするのかは書かれていない。たぶんしかるべき企業にしかるべき金額で買い戻してもらうのだろうか?データがデータだけに消して済むものではなかろう。
つい先週には、内務省に出入りの民間業者PA Consultingが犯罪者127000人分のデータをダウンロードしたUSBメモリーを紛失している。この犯罪者データには氏名、住所、生年月日のほか、一部は釈放予定日まで記録されていた。また、重大な犯罪を犯した3万3千人、犯罪を繰り返した1万人についての情報も含まれていたと言う。
個人情報にうるさいヨーロッパでもこの始末なのだから、個人情報の概念のない国では一体どうなっているのだろうか?
MailOnline 8/26- Investigation launched after details of one million bank customers were found on computer sold on eBay for £35
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