■唸声台湾/環境保護、中元には紙銭の代わりに金の延べ板?を燃やそう

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写真左は死者のための「金の延べ板?」玖玖玖=999/看中国より、右は紙銭「寿金」/台湾ネットより

 

紙銭は死者のためのお金、葬儀の際にあの世でお金に困らないように紙銭を燃やすとあの世にお金が届くらしい。また、生前に紙銭を焼いた分だけ、あの世で貯蓄できるとのこと。

 

この紙銭が中元(旧暦715日、2008/8/15)に盛大に燃やされるとあり、その代用に金の延べ板を燃やすように環境保護局は希望している。台北では紙銭を燃やすことは禁止されていたと聞くが・・・?

 

死者のための金の延べ板は白檀材が基礎になり、琥珀粉や金粉(日本の金粉と書かれている)が表面に加工されており、なかなか立派、大きさは手のひらくらい。この金の延べ板1本で寿金10束分に相当する。(この比較については不明、なにせ紙銭には十億圓紙幣だってある)

 

この冥土の金の延べ板の価格は30元≒105円、安いと言えば安い。おまけに燃やしても化学薬品臭がしないと言う。紙銭の製造元は中国やベトナム、鉛入りインクで有名な中国製の冥通銀行券には他にも危険な化学物質が一杯、これでは冥土の土産でこの世だけでなく、あの世も汚染されてしまう。

 

紙銭は燃やせば燃やすほどいいのだと言う迷信がある為に、環境汚染とお金の無駄遣い?を招いている。そこで考えたのが、この金の延べ板である。この他にも台湾では市の焼却炉で紙銭を一括焼却している。

 

新竹市殯葬管理所(殯葬は出棺埋葬の意味)では、紙銭に関しての注意事項として、大銀は2本、寿金は2千までと制限をしている。この単位がいまひとつ分からないのだが、寿金の二千とは写真にある2束ではなかろうか?どなたか詳しく分かる方がおられましたら、ご教授下さい。

 

以下は上海で売られていた紙銭/中国ネットより↓

左下に十億圓、隣が五億圓、右下は中国百元札?にそっくりだが、中国人民銀行ではなく、中国冥民銀行となっている。良い土産になりそうだ?右上はドル札か?

以下は米国ネットより


左はHELL BANK NOTE、地府通用銀行でなぜか2ドル、通しナンバーも8へのこだわり、10枚入り?で1.5元、右は千億圓札、冥通銀行ではジンバブエのように10桁デノミは行われないだろう。「the hell bank corporation」冥通銀行はグローバル企業なのかな?

 

中華圏では紙銭信仰が根深い、どうやら冥土も拝金主義らしい。

 

看中国8/12- 保省

http://www.secretchina.com/news/258857.html

 

新竹市殯葬管理所↓

http://dep-hcfaa.hccg.gov.tw/web/Home?FP=1064

火葬釜・冷凍室の使用状況を是非ご覧あれ

 

冷凍室があるのは、台湾では亡くなってから火葬にするまでに23週間程度かかる場合もあり、遺体を冷凍保存する為だ。ただ、上記の殯葬管理所では長いもので2005/11/29から冷凍保存をしているものもあり、理解に苦しむ。未解決事件の被害者なのであろうか?

 

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唸声


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このページは、唸声が2008年8月14日 01:06に書いたブログ記事です。

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