写真は陝西宝鶏市で突然破裂した水道管、しかし、これで11回目の破裂/看中国より
12/16 12時50分頃、陝西宝鶏市の陝西育才専修学院付近で水道管が破裂し、この地区以北が断水している。この1ヶ月で3回も破裂しており、この水道管を使用し始めた1999年より10年間で累計11回も破裂しているから驚きだ。
四川大地震で明らかになったように、公共工事のありとあらゆるものが「豆腐渣工程=おから工事」の可能性がある。当然ながら、政府庁舎などはなんともなかったように、やれば出来るのである。
この水道管はたった10年で11回も破裂しているというから、間違いなく「おから工事」、共産党幹部の懐に金が流れ込み、水が噴出した。ひょっとすると、破裂する度に金が動き、次回の事故も誘発するような修理をさせていたのではないか?共産党幹部だけでなく、工事業者も変えなければ、永遠に破裂する水道管地帯となる。
水不足の中国でこうした水の無駄遣いが起きている。上水道だけなのか?下水道はどうなのか?下水道だけはおから工事はないと言い切れるか?とすると、おから上水道におから下水道が紛れ込む可能性もある。ギョとするばかりだ。
地方政府のこうした現状を中央政府も捉えているのか?
最近、中国の笑い話でこんなものを読んだ。
問い--腐敗が発生するところは何処か?
答え--権力部門である
NO--主席台≒ひな壇に座る人達
看中国12/17-陕西宝鸡市输水管道第11次爆裂(组图)
http://www.secretchina.com/news/275046.html
他の写真もあり
【サーチチャイナ12/17-ご当地名物「水道管の大破裂」9年間で11回―陝西】
17日付新京報によると、陝西省宝鶏市陳倉区で16日午後0時50分ごろ、馮家山ダムから同市に水を供給する水道管が破裂した。水は約10メートルの高さに吹き上がり、通行中の人が乗っていた自転車から飛び降りて逃げまどうなど、付近は混乱した。同水道管が破裂するのは1999年の使用開始以来11回目。市トップが絡む、典型的な「おから工事(手抜き工事)」の結果とされている。
水は約1キロメートルにわたり流れ出した。水深が50センチメートル程度の深さになった場所もあり、付近の一部商店が浸水の被害を受けた。同管は過去1カ月に3回破裂。前回は12月10日で、陳謝した市町は2009年に新しい管の使用を始めると市民に約束した。
水道管の建設を指揮したのは、同市最高責任者だったホウ家ギョク共産党委員会書記。宝鶏市は水不足に悩んでおり、ホウ書記は「恵民工程」など鳴り物入りで工事を進めた。しかし完成してから破裂を繰り返し、断水以外にも家屋の浸水や耕地がえぐられるなどの被害が続出。同水道管は「禍民工程」などと呼ばれるようになった。(「ホウ」はまだれに龍、「ギョク」は金へんに「玉」)
ホウ書記は03年に陝西省政治協商会議の副主席に「栄転」したが、06年に汚職などの告発があり、07年1月には解任された。
中国水利水電科学院が調査したところ、破裂を繰り返す水道管はコンクリートの品質が悪く、鉄筋も足りないなどで強度が不足しており、「おから工程」などと呼ばれる手抜き工事だったことが分かった。
その他、ホウ元書記は違法に宝鶏財政証券公司を設立し、累計3.16億元の損失を出していたことも発覚。売官などにも手を染め、既婚者を含め多数の愛人がいたことも分かった。
ホウ元書記は収賄罪などで刑事告訴され、08年6月に懲役12年、個人財産没収20万元の有罪判決が言い渡された。
写真は同市扶風県にある法門寺。宝鶏市は陝西省都の西安市(旧・長安)に隣接しており、秦代(紀元前221-206年)から唐代(618-907年)ごろまで、中国の政治の中心地域に位置していたため、名所旧跡も多い。(編集担当:如月隼人)
http://www.excite.co.jp/News/china/20081217/Searchina_20081217092.html
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