写真、左はメラミンミルクの元凶張玉軍被告-死刑、右は同共犯張彦章被告-無期懲役、右図は「蛋白粉」の流れ、上から一番目の高俊傑被告-死刑(2年間の執行猶予付き)、二番目の薛建忠被告-無期懲役/新浪ビデオ2008/12/26より
http://video.sina.com.cn/news/c/v/2008-12-26/202628165.shtml
写真は三鹿集団元理事長・田文華被告-無期懲役/看中国2009/1/22より
http://www.secretchina.com/news/278974.html
1/22、石家荘市中級人民法院はメラミンミルク事件の製造に関わった犯人に死刑・無期懲役、そのメラミンミルクを流通させ被害を拡大させた三鹿集団の経営陣に無期懲役などの一審判決を言い渡した。
三鹿集団元理事長の田文華被告は死刑の可能性もあった為にこの一審判決は減刑されたとも言える。10年前であれば、間違いなく死刑である。296000人もの乳幼児に健康被害を与えたとすれば、国民を納得させるために躊躇なく死刑を選んだ筈である。海外の目を気にしたか?
三鹿グループの元副社長・王玉良被告は懲役15年/罰金2378万≒3億914万円、同元副社長・杭志被告は懲役8年/罰金90万元≒1170万円、同元原乳事業部責任者・呉聚生被告は懲役5年/罰金60万元≒780万円との判決が下された。
ただ、田文華元理事長は無期懲役と言いながらも、たぶん数年すると出所するであろう。このあたりが中国の分からないところである。
多くの被害者を出し、補償費用もかさんだ為に三鹿集団は破産している。つまり、これからの補償はなし。水俣病を出したチッソのように国策で事業を続けるべきではないのか。チッソ自体も毎期の補償が重く、一般の企業であれば、事業継続はできない状態である。
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