写真と記事は英国医学誌「ランセット」のサイト、赤枠の部分が表題の記事
6月12日、中国の精神障害者は1億7千3百万人を超えていると、The Lansetが発表した。そのうちの91%の1億5千8百万人は専門家の助言も受けていないとしている。
調査は2001年~2005年にかけて、青海、甘粛、山東、浙江の4つの省の96の都市、276の村から18歳以上の1億1千3百万人を対象として行った。このサンプル人数は全中国の成人の12%に当たる。
調査結果としては、サンプル対象の17.5%は1ヶ月に何らかの精神障害を患っており、うつ病が6.1%、不安障害が5.6%、薬物乱用障害が5.9%、精神異常が1%と言った結果が現れた。
うつ病と不安障害は男性よりも女性が多く、若い世代よりも40代以降が多い。アルコール依存症は女性よりも男性が48倍も多い。田舎の住民のほうが都会の住民に比べてうつ病とアルコール依存症が多い。この調査結果から、中国での自殺者が農村の女性に多いことが証明される。
中国の人口は13億38百万人(注1/CIA・FACTBOOKによる)、この内の1億73百万人とすれば、100人いれば13人が精神を病んでいることになる。この人数は子供を含んでいないので、自閉症等(注2)をいれるともっと多くなる。
俄かに信じられない数値であるが、これも増加傾向にあると言う。中国の深刻な環境汚染と毒菜で精神も蝕ばまれているのではなかろうか?
注1/CIA・FACTBOOK↓世界各国の人口
注2/中国、自閉症の子供が100万人に
http://j.peopledaily.com.cn/94475/6629564.html
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