■唸声中国／火による二つの事件

◇成都空港で数万人が足止め、原因は変電所の火事で停電

写真は足止めされた乗客/BackChina2009/8/12より

http://news.backchina.com/2009/8/12/gb2312_52493.html

【四川省成都市】８月１１日、午前１０時頃より変電所の火事により停電し、空港は機能停止となった。午後３時２５分に電力は回復したが、混乱は収まらず、５００本が欠航し、数万人が空港で足止めを食らった。

空港内は係員に詰め寄る乗客やアチコチで言い争いも起きた。また、食堂に入り込み、ただで飲み食いするなどお国柄が表れた。尚、変電所の火事の原因は分かっていない。

空港でのある会話

乗客「いつまで待たせるんだ」

係員「電気が使えないので、我々も分からないんです」

乗客「変電所に火が足りないんだな」

◇バス内ガソリン放火自殺を止めた運転手に１５０００元≒２１２０００円の賞金

写真はガソリン自殺者を食い止めた運転手の張順氏/BackChina2009/8/12より

http://news.backchina.com/2009/8/12/gb2312_52536.html

【湖南省長沙市】８月６日、午後１時５０分、４０歳くらいの男性が袋を持ってバスに乗り込んできた。運転手の張氏は袋の中にビンが入っていることを確認し、何を持ち込むのかと質問したが、男はそわそわしながら、質問には答えず、バスの中に入り、ガソリンを自分とバスに撒き始めた。

ライターを取り出し、自殺すると言う男に運転手は飛びかかり、寸前のところで大惨事を食い止めた。他に３人のバス会社の従業員もこの騒ぎを聞きつけて男を押さえつけた。

まきぞい放火自殺犯は誠に厄介な存在である。危害公共安全罪が適用され、３年以上１０年未満の懲役刑となる。今回は未遂なので、若干刑も軽くなるだろうが、他の乗客がまきぞいになれば、死刑は免れない。自分も死んでいるだろうが・・・。

実害は最小限で済むのか？