写真は1万元金貨、純金1kg、直径90mm、品質99.9%、発行量100枚/博訊2009/9/3より
http://www.6-4.net/news/gb/china/2009/09/200909031118.shtml
金貨の図案はロケット・衛星・高速列車・オリンピック鳥の巣・クレーン・歯車・麦・DNA鎖・電子信号が組み合わされている。
中国人民銀行は9月16日に建国60周年記念硬貨を発行する。金貨三種類(一万元・二千元・百元)・銀貨二種類(三百元・十元)
但し、かなり額面が抑えられており、地金硬貨としての価値はほとんどない。
一万元≒135500円の金貨だが、純金1kg使用で地金としては214000元≒290万円もする。売り出しの価格は書かれていないが、25万元≒338万円以上はするのではないだろうか?おまけにこの1万元金貨の発行量はたったの百枚なので、かなりのプレミアがつくかもしれない。ひょっとすると30万元≒406万円以上かな???でも額面は一万元だ。
中国は一握りの大金持ち(とは言っても数は多い)がこうしたコレクションをするので、地金金貨としての価値はなくとも、たぶん殺到する筈だ。でも百枚しかないので、全て党幹部によって仕切られており、市場には数枚しか出てこないのではあるまいか?益々高くなる?
それにしても、額面と20倍以上の開きがある。世界的に記念硬貨はこうした地金硬貨の価値ではなく、コレクションとしての価値を求めるだけで、額面は安い。こうなった理由は日本の10万円金貨にあった。
昭和61年発行の天皇陛下御在位60年の10万円金貨は実質地金価値が4万円だとして、海外で多くのニセ金貨が作られた。その数、10万7946枚、被害額は107億9460万円と巨額なものとなった。
この金貨を考えたのが、当時大蔵省理財局国庫課長だった榊原英資氏、6000億円のサヤがとれるとしたが、天皇陛下にドロを塗ったばかりか、世界的に大恥をかいてしまった。こんな男が新内閣に登場?なんともやりきれない。またぞろ、民主党のバラマキ赤字の穴埋めにとんでもない奇策を考えるかもしれない。
種 類 |
額面 |
発行枚数 |
1kg金貨 |
10000元 |
100枚 |
5オンス金貨 |
2000元 |
600枚 |
1/4オンス金貨 |
100元 |
60000枚 |
1kg銀貨 |
300元 |
6000枚 |
1オンス銀貨 |
10元 |
100000枚 |
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