中国でクレヨンしんちゃんと言えば、商標問題は?
商標とは違うが、ドメインにも・・・
写真と記事は長江日報2009/9/21より
http://cjmp.cnhan.com/cjrb/html/2009-09/21/content_1948043.htm クレヨンしんちゃんは中国でも人気があるだけに、作者の臼井儀人さんの急死は中国紙でも大きく扱われている。 中国のクレヨンしんちゃんと言えば、「蜡笔小新」として商標登録がされているので、本家本元の双葉社では使用できない。登録に関しての訴訟が告示から5年も経っていたと言うのが、敗訴の理由だ。 こうして中国では金になりそうなネーミングは次々に登録されている。2008年の中国における商標登録申請数は70万件で7年連続の世界一とのことである。つまり、抜け駆け出願は、審査局の人間がいくらいても追いつかないのだ。 違法コピーの対極にあるのが、この合法商標登録であろう。「酒井紀子」「松浦亜弥」「福原愛」なども既に商標登録されており、化粧品、衣料品、薬品で使用されている。 商標に関しては、告示から3カ月以内に異議申し立てを行わなければならないので、常に目を光らせていなければならない。早め早めの登録しか身を守るすべはないのが現状である。 商標とは違うのだが、ドメイン名にも同じことが起きている・・・? 「中国で貴社の使っているドメイン名の申請があったので、申請をした***社は貴社と関係があるのか?なければ、至急、連絡をもらいたい」と中国から英文メールが日本を含む外国企業に送られている。このメールは中国のドメイン申請を行っている企業から送られているのだが、どうやらドメイン詐欺と呼ばれているものらしい。 当然ながら同じドメイン名は使用できない。最後は「.cn」となるのだが、先のメールでは応答のあった企業には、今すぐに貴社が登録すれば大丈夫なので、登録料と管理料を振り込めとなる訳だ。違うパターンでは、同じものを使っている企業が既にあるが、権利を買い取ることも可能だとして、高額な費用を振り込ませる。 この詐欺は日本ではあまり表面化していないようだが、確実に広がっているのでご注意願いたい。商標と同じでドメインも早い者勝ちの世界である。メールを送ってくるのは詐欺だが、独自ドメインを必要としている方はお早めに!
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