■唸声の今週の気になったニュース(11/2~11/8)

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◇中国/西安の美容チェーン、業績悪けりゃ乞食をやらす

写真は業績が悪く店の前で乞食をさせられる女性マネージャー/博訊2009/11/8より

http://news.boxun.com/news/gb/misc/2009/11/200911081128.shtml

 

日本でもかつて業績が悪ければ幹部社員に対して社長がビンタをして気合いを入れるなんてこともあったが、今じゃパワハラで訴えられてしまうために暴力沙汰はあまり聞かない。しかし、この鐘少白髪型設計公司では売上が悪ければ、ビンタ40発で顔には血痕も随所に残る。腕立て伏せ100回なんてものもある。

 

その他には店舗の前で乞食をやらせるとか、ゴーヤを生で食べさせるとか、それも全従業員にビデオで見せる徹底ぶり、かなりやり過ぎだが、あまり人権にばかりに目が行くと企業は弱体化するのも事実。

 

鐘少白髪型設計公司のサイト

http://www.zhongshaobai.com/cplist.asp?classid=468

 

 

◇日本/倒産情報でひと儲け、倒産前に空売り

http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/crime/322058/

『未公表の倒産情報でインサイダー取引を行っていた信用調査会社の社員が、証券取引等監視委員会に業界では初めて摘発された。稼いだ額はわずか数日間で約300万円。債権の焦げ付きを防ぎたい取引先企業などに、倒産情報をいち早くキャッチして伝えるのが主な役割だが、その立場を悪用した不正取引の発覚で、業界への不信感が高まっている。』

 

逆に考えるとそれだけの情報を持っていたのだから、なかなか優秀とも言える。その情報をキャッチして、いち早く取引から手を引いていたために多額の焦げ付きを回避できたとなれば、その調査会社の情報には価値がある。焦げ付き回避は不正取引ではないのだから。

 

倒産情報のインサイダーと言っても、倒産する会社がインサイダーを漏らすことはほとんどない。それを類推していくのが調査会社の仕事である。

 

それを悪用?一番悪いのは倒産する企業であり、それを見抜けなかったことにある。証券監視委は危ない企業に対してもっと強硬な姿勢を貫くべきだ。

 

 

◇日本/アルカイダの標的は日本? 仏テロ専門家が推測

http://mainichi.jp/select/world/news/20091108k0000m030037000c.html

『ジャンルイ・ブリュギエール氏は「2006年に実施した捜査で、日本はアルカイダの重要な標的になっていることが分かった」と述べた。具体的な根拠は示さなかったが「地理的な条件、重要なパキスタン人コミュニティーが脅かされていること、安全保障の観点でみた脆弱さ」などを推測の理由に挙げた。』

 

2005年にも同じことを言っていたが、この状況でテロを仕掛けると日本の米国離れがピタリと止まり、強力な同盟国家に戻る。それも集団的自衛権の問題も解決し、憲法改正にまで突き進む筈だ。テロ集団はそれを求めているのか?それともこのフランス人の希望か?いずれにしても友愛首相ではテロに対応できない。保守本流に戻すための荒療治?

 

ジャンルイ・ブリュギエール氏の写真↓

http://www.fumeursdepipe.net/bruguiere.htm

 

 

◇日本/謎の死を遂げた安藤健三さん、父親は著名な画家だった

http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/crime/321147/

結婚詐欺女は安藤さん方から絵画を持ち出していた

 

親族のブログ↓

http://blog.livedoor.jp/artamane/archives/cat_0651.html

『ある日、おじいちゃん(安藤義茂画伯、安藤健三さんの父上)の位牌が壇から落ち、その後も落ちることが続き、それではと頼んでお祈りをしてもらったがやはり落ちるので、これはきっとおじいちゃんが何かを告げたいのではないだろうかと家族で相談し、それでは倉庫にしまってあるダンボール箱の中の作品をいちど見てみようと開けたところかなりの作品が痛んでいたので、ああこのことだったんだ。』2009/1/12同ブログに本人の写真あり(新聞故に写りは悪いが)

 

今にして思えば、作品ではなく、息子のことだった・・・

 

日本のルオー、画家安藤義茂↓刀画を編み出す

http://www5.famille.ne.jp/~artcan/ing.artscene07/170222-kaze-ando/00ando.html

塗り重ねた水彩絵の具を刀で削る紙の彫刻

『一つ水彩にて、油彩画同様の効果を得んものと決心し、建築用塗料の胡粉、黄土、ベンガラ、花群青、洋藍といったものを選び、是を膠液で溶くこととした(中略)また或る時思い切って全面的に、削りを入れて見た。而したら以外な画面に逢遇した。版画の様な得たいの知れぬ、不思議なものが出来上がった。是に興味をもって、その後は盛んに全面的な削りに没頭した。(中略)而して悟ったことは、高く盛り上げることと、深く削ることは、結果に於いて同じである。(中略)而して刀で描く絵を会得し、これを自ら刀画と銘名して見た。』

 

作品↓

http://web-gallerykaze.com/2/ando/tm_kyusoku_28.2x22.8cm1944.htm

 

松山、北条市出身で当地のふるさと館にはたくさんの展示あり↓

http://www.i-furusato.jp/guide/art.html

 

絵画の価値がどれくらいあるのか不明。ネットでも応相談の表示のみ。

 

さて、詐欺師は体だけでなく、目も肥えていたのか???それにしても15号とは大型だ。ちなみに女性サイズの9号がM11L13LL153Lとなっている。

 

 

◇世界/2010年版、最もホットな旅行先Top10(英語)

http://www.lonelyplanet.com/el-salvador/travel-tips-and-articles/42/15809

エルサルバドル、ドイツ、ギリシャ、マレーシア、モロッコ、ネパール、ニュージーランド、ポルトガル、スリナム、米国となっている。

 

エルサルバドルは満州帝国を承認した二番目の国(一番目は日本)、大戦後日本企業が初めて進出した国でもあり、関連は深い。ただ、内戦は20年前に終結しているものの、治安は未だに悪く旅行者も用心が必要。外務省からは「十分注意、継続」と出ている。また、感染情報もあり、お気楽な旅行先ではない。

 

長期滞在者には、『通勤ルートを複数確保する、同じレストランに通わない、通勤時間を不規則にするなど、日頃からパターン化された行動をせず、不審電話や人や車の尾行などといった兆候をいち早く察知する等、用心を怠らないでください』との誘拐に対する注意事項も出ている。

 

在エルサルバドル日本国大使館のフォトギャラリー↓

http://www.sv.emb-japan.go.jp/visite_es7_jp.htm

 

 

◇米国/精神科の軍医が乱射、新兵13名死亡38名負傷

http://www.cnn.co.jp/usa/CNN200911070018.html

犯人の軍医ニダル・マリキ・ハサン少佐(39)はイラクやアフガンなどで心的外傷後ストレス障害となった兵士の治療を行っていたと言う。治療をしている医師がおかしくなってしまったのか?それとも、「アラーアクバル」(アラーは偉大なり)と叫んでいたとの証言もあるので、確信犯であるのか?いずれにしても多国籍国家米国の真実の姿である。

 

ニダル・マリキ・ハサン少佐の写真、髪の毛のある時のものと現在のもの

http://www2.wsls.com/sls/news/local/article/fort_hood_shooting_suspect_has_strong_local_ties/60592/

 

ハサン少佐を取り押さえたキンバリー・マンリー女性警官、自身も負傷しているが、全米の英雄

http://www.cbsnews.com/stories/2009/11/07/earlyshow/main5563304.shtml

 

 

◇米国/西洋かぶれの娘を引き殺したイラク系の父親(英語)

http://www.truecrimereport.com/2009/11/daughter_dies_faleh_hassan_alm.php

10/20、西部アリゾナ州ピオリア市で娘(20)の「西洋かぶれ」に怒ったイラク系の父親(48)が娘と友人を車で轢くと言う事件があった。友人は命に別条なかったが、重体の娘は11/2に亡くなった。父親は郊外の駐車場で娘を乗用車で轢いた。父親は逃亡先の英国で入国を拒否され、戻った米国で逮捕された。同容疑者一家は1990年代半ば、米国に移住。娘はイラクで一度結婚したが、その後、別の男性と同州内で暮していた。地元当局は「イラクの伝統的価値観に基づく生活をしなかった」ことが犯行の動機とみている。

 

 

■今週の面白写真/英国女王からボールペンを耳にはさんで受勲

http://www.telegraph.co.uk/news/newstopics/theroyalfamily/6516264/Butcher-tucks-pen-behind-his-ear-to-meet-the-Queen.html

11/6バッキンガム宮殿で肉屋のウィリアム・ロイド・ウィリアムズさん(49)が食肉産業への貢献をたたえられ受勲されたが、耳にはボールペンが挟まったままだった。大工には鉛筆、肉屋にはボールペンがつきものだと語るウィリアムズさん、女王陛下から耳にボールペンがあるのをご存知か?と聞かれ、女王陛下からクリスマスの七面鳥の注文があればすぐに記帳するためと答えている。さすが素晴らしいユーモア。でも女王陛下の注文をメモらないと記憶できないのか・・・?

 

今回の勲章は大英帝国勲章の団員勲章でMBE(Member of the British Empire)で5ランクの一番下位、一番上がナイト・グランドクロス(大十字騎士(GBE)、ナイト・コマンダー(司令官騎士 KBEDBE)、コマンダー(司令官 CBE)、オフィサー(将校 OBE)と続く、所謂ナイトの称号は上位二つの受勲を言う。

 

ちなみに記事には「biro」とあるが、これがボールペンのこと。発明者であるユダヤ系ハンガリー人のLászló Bíróによる。

 

 

■唸声一言/英国子供アンケートで日本は核使用国31%との回答

http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2660975/4866420

『世界で初めて核兵器を使用した国を選ぶ質問でも混乱がみられ、41%が米国と正答した一方で、被爆国であるほうの日本を31%が選んだ。またドイツを選んだ回答も19%あった。』

 

これらの全回答が以下のアンケートを行った「アースキン」に載っている

http://www.erskine.org.uk/assets/docs/survey-region.pdf

 

地域別回答のロンドンでは、7問目の核兵器使用国の問題はドイツが42%、米国が30%、日本が20%となっている。

 

11問目、日本はどのようにして真珠湾を攻撃したかだが、核攻撃45%、自爆特攻43%、この問題はロンドン地区だけでなく、自爆特攻と核攻撃を多く選んでいる。この問題に関しては、他の選択肢は戦車による攻撃、軍隊による侵攻と実は正解がないので、問題を出す側の無知ぶりもさらけ出している。アースキンは退役軍人の団体。

 

ちなみに真珠湾における日本軍側の犠牲者はパイロット55名に特殊潜航艇乗組員9名、米軍の犠牲者は2,390名、負傷者は1,178名。

 

ロンドン地区のアウシュビッツについての回答は、強制収容所は50%、テーマパークが40%とこちらでも子供たちの無知をさらけ出している。ただ、27問目のゲッペルスについてはアンネフランクと間違いの多かった他地域に比べ、74%がプロパガンダチーフとして認識している。

 

9歳から15歳までの2000人の子供によるアンケートなので、母数も足らず、全てを鵜呑みにはできないが、雰囲気は伝わってくる。

 

ロンドンの子供たちの異常回答には驚くが、この地区は移民が多いことによるものなのか?

 

いずれにしても、真珠湾の問題も含め日本についてどんなことを教えているのか想像がつく。白人社会は日本のことなどさして気にしていない。アジアでは反日教育に精を出す国もあるが、アジア以外ではほとんどまともなことも教えないのだろう。

 

となれば、子供たちが好きな漫画ででも日本の歴史をアピールしないと、日本はいつまで経っても悪者扱いだ。

 

 

◆今週のシメの音楽

久石譲/天空の城ラピュタ

http://www.youtube.com/watch?v=sASc4wrJRWE

久石氏の指揮、トランペット独奏はTim Morrison氏、なかなかいいトランペット、彼はホストン交響楽団の首席奏者をつとめた。

 

久石譲さんが紫綬褒章受章 「今後への励ましと思って」↓

http://sankei.jp.msn.com/entertainments/music/091108/msc0911080940003-n1.htm

「『音楽をわかった』なんて一生言えないけれど、理解できる人間にはなりたい。」

 

 

 

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唸声


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このブログ記事について

このページは、唸声が2009年11月 9日 01:49に書いたブログ記事です。

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