国家級貧困県の女性が集団で売血
600cc売って168元!
写真は30km下流の町まで往復する定期船/博訊2009/11/4より
http://news.boxun.com/news/gb/china/2009/11/200911041445.shtml
定期船の客はほとんどが血液ステーションに向かう為に、この定期船は「血船」と呼ばれている。
ここは血液ステーションの待合所
【湖北省十堰市】鄖県(うんけん)の孫家湾の農民たちは売血で暮らしている。5年前は1回の売血で83元になった。往復の運賃4元を差し引くと79元が手元に残った。この79元は333平米の1期分の収穫に相当する。
2007年には600ccの売血で120元(栄養手当)+8元(交通費)を手にすることができた。さらに今年の春節以降に栄養手当160元と旅費8元で168元にアップした。
同県の年間一人当たりの純収入668元以下の人口が381600人もいる。これは全国の絶対貧困人口の1.5%を占めており、168元の価値がお分かりかと思う。
この売血は「単採」と呼ばれ、遠心分離機で赤血球を分離し、血漿だけを抽出し、残りの血液を人体に戻すという方式をとっている。この為に、最低14日開ければ、次の売血が可能となる。これは中国の決めた採血のルールだが、この期間で正常値に戻るかどうかは疑問である。
「全採」は血液を人体に戻さないので、こんな短期間では売血できない。まさに「黄色い血」となってしまう。日本では男性が12週間、女性は16週間経たないと次の献血は行えない。
採血するのは牛か豚に刺すような太い注射針だと言う。子供たちの為にお母さんは血を売っている。それも55歳までしかできない。
これが中国の貧富の差だ。日本の格差?何を言っているのか・・・。
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