写真と記事はRPP・2009/12/24より、日本人は乗っていなかったが、バスは日本の幼稚園バスだった!日本の企業名の入った自動車を発展途上国ではよく見かけるのだが、幼稚園バスがあまりにも無残な姿を晒しているのは、忍びない。
【ペルー クスコ州】12月24日、走行中の長距離バスが南アンデス山脈の渓谷に100メートルも転落、61名の乗客のうち、41名が死亡、20名の負傷者が出た。原因は整備不良、もしくは前日の雨で路面が滑りやすくなっていた為と思われる。この他にも、運転手の居眠り(長時間労働による)、スピード違反などもよくあるので注意するようにと外務省のサイトにはある。
商業運行ライセンスも切れていたとあり、保険にも入っていなかったかもしれない。つまり、保障はゼロの可能性もある。乗客は、クリスマスを迎えるために家路についていた農民と商人、彼らは、日本語が読めないだろうが、日本のバスだから安心していたのだろうか?
ペルーの交通事故は、人口比でみると日本よりも多い。ただ、この2年は減ってきていると言う。闇で運転免許証が30ドルで買えるお国柄、また車優先社会であり、歩行者は十分注意しなければならない。
ペルーの人口は2954万6963人(2009年CIA worldFactBookより)
https://www.cia.gov/library/publications/the-world-factbook/geos/pe.html
外務省の海外安全ホームページより
『(ペルー)国内の長距離バスについては、整備不良車両・改造車両の使用、運転手の居眠り・無謀な運転・飲酒が原因で事故が頻発しています。また、特に深夜、車内での強盗・置き引き被害が散見されます。長距離を移動する際は、信用のおける航空会社を使用するか、やむを得ずバスを利用する際は、十分信用のおけるバス会社を利用し、移動は日中に限ってください。』
http://www.anzen.mofa.go.jp/info/info4.asp?id=261
ペルーのこの転落バスのニュースだが、かなりいい加減で、バスの写真も2~3種類もあり、どれが本当なのか分からない。この「みのり幼稚園」のバスもどうなのか?しかし、このバスがスペイン語圏で使われているのは間違いない。200メートル転落したとの記事もあるし、何が本当なのか?こんな国でフジモリ大統領は頑張っておられた。これまたすごい!
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