写真は餃子の王将「大将軍店」/関西MBCテレビニュース映像1/12より
http://www.mbs.jp/news/kansaiflash_GE100111164400311758.shtml
1月11日正午頃、店舗兼自宅の「餃子の王将大将軍店」がガスコンロの消し忘れで失火した。約1時間後には鎮火、同店は定休日のため、従業員も客もいなかったが、自宅に居たオーナー夫人が煙を吸い込んで病院に運ばれた。命に別状はない。
何でこんなニュースが気になるかといえば、オーナー夫人はドルセ・マリアさん(67)で、スペイン語の名前、南米では「コロンビア、ベネズエラ、エクアドル、ペルー、ボリビア、チリ、アルゼンチン、ウルグアイ、パラグアイ」、中央アメリカでは「メキシコ、コスタリカ, グアテマラ、エルサルバドル、パナマ、ホンジュラス、ニカラグア」が考えられる。
「ドルセ・マリア」で検索すると、『私はドルセ・マリア・サエンスの母親です。娘は25年前にリンパ管腫と呼ばれる先天性疾患を伴って生まれました』とメキシコ人として出てくる。それも治療の為に京都にまで来ている。
大将軍店は京都市北区、偶然かも知れないが、何かつながっているのではないだろうか。
ドルセ・マリアさんの娘は16歳でメキシコから来日して、京都の「荻田修平医師」の治療を受けている。1987年、OK-432(ピシバニール)嚢胞内注入療法を荻田医師が発表、子どものリンパ管腫の治療として世界的にも画期的な効果を示した。
ドルセ・マリアさんの娘は、腫瘍が内臓にも浸潤し、メキシコの医師たちからは見放され、末期と見られていた。しかし、娘さんが、偶然にも荻田医師がメキシコへ来訪されることをネットで知り、メキシコで荻田医師と会い、数週間後に京都へ飛び立ったのだ。
京都では、三週間のOK-432嚢胞内注入治療により、娘は食事を取るようになり、目や髪、皮膚は輝きを取り戻し、生まれ変わったようになったと言う。その後、結婚もし、お子さんにも恵まれた。奇跡だと、ドルセ・マリアさんは述べている。
その荻田医師は平成15年に55歳の若さで亡くなっている。
荻田医師追悼の辞、ドルセ・マリアさん↓
http://www.fund-ogita.org/japanese/j44_12.htm
ひょっとしたら他人かもしれない。どこで、餃子の王将大将軍店の下飼義広さんと知り合ったのかは分からないが、こんなロマンチックな話があってもよいかな。治療を行った京都府立医科大学と大将軍坂田町は4kmと離れていない。「一杯の掛けそば」ならぬ、「一枚の餃子」???
娘さんの命を得た京都故にドルセ・マリアさんにも頑張ってもらいたい。
株式会社 王将フードサービス、失火に関するお詫びとお知らせ↓
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120100112093164.pdf
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