写真は1月13日18:39発の0.5元の切符、しかも寝台車の切符/BackChina2010/1/13より
http://news.backchina.com/2010/1/13/gb2312_72212.html
いくら物価の安い中国でも0.5元の切符はありえない!しかし、こうして0.5元の現物をこの写真を提供してくれた倪さんが手にしている。
ハルピン東駅からハルピン駅までの9kmの距離の区間、乗車時間は15分間、これがたったの0.5元だから驚きだ。倪さんも実際に乗るわけではなく、コレクションとして手に入れている。
T244列車はハルピン東駅から合肥駅(安徽省)までの2206kmを23時間11分で結んでいるエアコン付き特快列車である。正規料金は、硬座(二等座席)で245元≒3300円、硬臥(二等寝台)中段で431元≒5800円、硬臥(二等寝台)下段で446元≒6000円、軟臥(一等寝台)上段で656元≒8830円、軟臥(一等寝台)下段で686元≒9230円。
ハルピン東駅では、T224列車のハルピン駅までの切符は発売していないが、何故か切符が存在する。ネットでは0.5元のものはなかったが、硬座が2.5元、4元、8元、9元、11元とマチマチの値段がつけられている。
ちなみに、ハルピン東駅からハルピン駅までは、1元のバスを利用することが多い。しかし、0.5元切符が存在するのであれば、バスよりも列車の方がいいが・・・。
中国の切符は窓口で買うことも出来るのだが、春節などはダフ屋(黄牛)が買い占めるために、正規料金の上乗せして、ダフ屋から高いものを買わされる。おまけにニセ切符も多い。駅と警察とダフ屋の黒い三角関係が共産主義の中でぬくぬくと育ってきた為、根絶できない。
春節前は必ずこの手のニュースが紙面を飾るが、次から次へと新手が現れる。これが中国式経済なのであるから、郷に入りては郷に従えと言うことかもしれない。
尚、ハルピン東駅の職員によると、ハルピン東駅からハルピン駅までは売っていないだけではなく、この区間の販売を禁止しているので、この切符では乗車できないと言う。やれやれ・・・。
ちなみに百年前のハルピン駅の面影は全くない。テロリストを英雄にする国は何も中東だけではない・・・。
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