写真はムチを撃たれる少女/デイリーメールより、今回の少女とは異なる
【ロイター1/20-校長殴ったサウジの女生徒、むち打ちと禁固刑に=地元紙】
サウジアラビアの裁判所が、校長の頭をコップで殴った10代の少女に、むち打ち90回と禁固2カ月の判決を下したことが分かった。20日付のアルワタン紙が報じた。
それによると、同国東部の都市ジュバイルで昨年起きたこの事件は、校長が女子生徒の携帯電話を、学校への持ち込みが禁止されているカメラが付いていることを理由に没収したことがきっかけだという。
校長は裁判所に、生徒への「教育」のためにむち打ち刑を言い渡すよう求めていた。同紙は、少女の年齢について明らかにしていない。
サウジアラビアの司法制度が軽犯罪にも身体刑を適用していることについては、複数の国際人権団体が非難しているが、同国当局者は社会に広く認められていることであり、犯罪の増加を防いでいると反論している。
この記事に書かれていないことで重要なことは、この少女は13歳で、校長先生は女性、また、90回の鞭打ちと禁固2ヶ月は略奪者よりも重い刑罰であること。
学校に携帯は不要であり、没収は正しい。しかし、90回もの鞭打ち刑はこの少女の命も奪ってしまうかもしれない。体を罰することは正しいが、殺すまで鞭打ちを行わせるのは教育者ではない。単なるサディストであり、復讐のためになす卑しきものだ。
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