写真は殺人を告白するレイ・ゴスリング容疑者(70)/スカイニュース動画より
英国BBC放送の司会者レイ・ゴスリング容疑者が、恋人の末期エイズ患者を殺害したと告白し、問題となっている。
ある地方番組の中、2月15日に放送した死に関するドキュメンタリーで、「私は人を殺したことがある。若い男で私の恋人。エイズの末期患者だった」と突然、告白を始めた。
名前は相手の家族のこともあり、明かしていないが、医者からは見放され、恋人の痛みに苦しむ様子を見ていられなかったと語る。
医者に二人だけにしてくれと頼み、医者はタバコを吸いに病室を出た。それから、枕を恋人の顔にあて窒息死させたと告白している。
医者が戻ってきた時、ゴスリング容疑者は「彼は亡くなった」とだけ言い、それ以上は何も言わず、医者も何も聞かなかった。医者は分かっていたかも知れないが、医者の関与に関しては何も話していない。
ゴスリング容疑者は、1970年代と1980年代に調査報道とゲイの権利活動で有名となった。事件は1980年代半ばと見られている。
英国では安楽死に限って自殺ほう助罪を免責とする法の運用見直しが検討されている。今回の件を安楽死とみるかは議論の分かれるところであろう。尚、英国には時効はない。ちなみに日本の殺人罪の時効は25年である。
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