写真はハンギョレ新聞より、3/22放送のTBSのテレビ画面を写真で撮ったもの
http://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/411634.html
ハンギョレのタイトルは『北朝鮮で不法外貨取引をすると<最高死刑>』
テレビ画像の上部に書かれているものは
『조선민주주의인민공화국 령역에서 외화를 류통시키는자들을 엄격히 처벌함에 대하여』
『朝鮮民主主義人民共和国領域内で外貨を流通させる者などを厳格に処罰することについて』
先日は、デノミ政策の責任を取らされて朴南基労働党計画財政部長が銃殺されたとの噂が流れていたが、使った者まで死刑になるとは、北朝鮮も相当のパニックに陥っているようだ。
このスクープ写真も「民族反逆罪」クラスで命がけの写真だ。北朝鮮であっても貨幣経済が崩壊すれば、国が崩壊する。軍事クーデターが起こる可能性が高い。金正日総書記が必死でコントロールをしているが、崩壊は時間の問題かもしれない。
【IZA3/22-「外貨使えば死刑も」ハイパーインフレの北朝鮮、独自の“経済政策”】
デノミネーション(通貨単位の切り下げ)による経済混乱が伝えられる北朝鮮国内に「外貨を使えば死刑を含む厳罰に処す」との政府通達が張られていたことが分かった。北の内情を伝える季刊誌「リムジンガン」の北内部の記者が撮影し、発行するアジアプレス(日本)が22日、都内で公表した。
北朝鮮国内では、昨年11月に新旧貨幣を100対1で交換するデノミが実施され、貨幣価値が急落。外貨が高騰する経済混乱が起きているという。張り紙は、手段を選ばず混乱収拾を図る北政府の焦燥を裏付ける物証として注目される。
アジアプレスの石丸次郎氏によると、張り紙は今年1月、北朝鮮出身の内部記者が撮影した。中部平安南道の商店や公共施設に張られていたという。通達は昨年12月28日付で、住民や一部機関が「貨幣流通秩序に著しく違反」している現状を認めた上で「外貨流通を一切禁じる」と宣告。違反者は「死刑も含み厳重処罰する」と記されている。
デノミ以降、米価格が30倍以上高騰するハイパーインフレに見舞われ、新貨幣が「紙くず同然」になっている北国内では、商人の多くがドルなど外貨しか受け取らないという。通達後、多数の両替商らが摘発されたが、2月中旬には再び外貨が出回り出した。石丸氏は「食糧高騰で餓死者が出始めているほか、新旧貨幣の交換をめぐり自殺や殺人事件まで起きている。今後さらに悪化する可能性がある」と指摘している。
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