写真は10年に一度のキリスト像の修復工事の足場に張られた「新ロイヤリティー分配反対」の垂れ幕/ Último Segundoより、垂れ幕には「“CONTRA A COVARDIA, EM DEFESA DO RIO”卑劣なやり方に反対、リオを守れ」と書かれている。
修復費用の700万レアル≒3億5千万円は地元企業の寄付によるとしているが、実はリオは、3/10連邦議会下院で圧倒的多数で石油開発の収入金分配を変更する法案が可決され、リオの取り分が大幅に減額されるのだ。
新法案は、全ての州政府並び市町村に均等に分配することを決めており、リオ州やエスピリット・サント州が大幅に削減される。
昨年のリオ州政府の原油生産のロィヤリティ収入は48億レアル≒2400億円であったが、今回の均等分配で9,050万レアル≒45億25百万円と大幅な減収となる。
この法案が成立すれば、リオでのオリンピックも危ぶまれると言うが・・・。
既得権益を変更するのは大変なことである。子ども手当・外国人参政権などは一度決めてしまえば、簡単に廃止することができない。「一度やらせてみよう民主党」と同じで、大変危険な選択である。
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