写真はMail Onlineより、このタバコにはロゴやイメージデザインはないが、警告写真と警告文は残る何ともグロテスクなパッケージ、悲惨な肺がん写真のタバコに格好の良さなど微塵もない。
オーストラリアでは毎年2万人が喫煙に関係する病気で亡くなっており、世界初の嫌煙計画として、タバコのパッケージデザインにロゴやイメージデザインを禁止し、ブランド名と製品名のみの表示にすることを法制化する。2012年7月1日実施を目指している。
この他、4月30日の午前0時より、たばこ税を25%アップさせる。この増税により、30本入りタバコ1箱あたり2.16オーストラリアドル≒187円の値上げとなる。
マールボロ(赤25本入)の市場価格が10.62オーストラリアドル≒920円、日本のマールボロ(赤20本入)の価格は320円なのでこれを25本換算にすれば400円となる。
日本の2.3倍だが、今夜からは千円を超える。日本が安すぎるのかもしれない。日本でも千円を超えたら禁煙者は確実に増えるだろう。
このグロいパッケージと価格値上げは、くじら並のタバコ追放運動とも言えよう。オーストラリアにはたばこ製造会社が3社あるが、いずれも外国資本、徹底的に嫌煙運動を進めても、彼らにあまり痛みはない。
このまま行けば、オーストラリアは世界初のタバコ禁止国になるかもしれない。
キャンベラでのある会話
中国人「なんでタバコを吸っただけで逮捕されるんだ?」
警官「タバコは吸うだけでなく持っていても違法です。我が国ではタバコを100g以上所持していれば、最高刑は死刑です」
中国人「えぇー、あの日本人の女優は吸ってもいいのか?」
警官「あれはマリファナですので、違法ではありません」
ちなみに上記写真のWinfield Blueの現在のパッケージは
http://www.zigsam.at/l9/B_Cig/WinfieldBlue-25fAU2007.jpg
十分不気味だが・・・
【IZA4/29-たばこ、ロゴなし白い箱に 豪、喫煙率減狙い】
オーストラリア政府が喫煙率減少を目指し、たばこのパッケージを若者の目を引くブランド名のロゴがない白い箱にするよう計画していることが分かった。同国メディアが28日伝えた。
それによると、2012年からの実施を視野に、法制化を目指す。実現すれば世界初の試みだが、たばこ業界は反発しており、訴訟に発展する可能性もある。
たばこの箱にロゴやイメージデザイン、宣伝文句などを載せることが禁じられ、ブランド名と製品名の掲載だけが許可される見通し。魅力的なパッケージを追放することで、特に若い世代の喫煙者を減らすのが狙い。
オーストラリアでは、たばこが原因でがんに侵された体の一部の写真をたばこの箱に印刷するなど禁煙運動を推進した結果、ABC放送(電子版)によると、喫煙率は2007年に16・6%まで下がった。(共同)
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