写真は知り合いを殺し、その肉を食べ、残った肉をキオスクに売り渡した三人のホームレス、肉はケバブやパイとなり、市民が知らずに食べたと思われる/ロシア新聞より
http://www.rg.ru/2010/06/23/reg-permkray/prigovor-anons.html
犯人はЮрию Вершкову、Валерию Шардакову、Юрию Чупинуの三名、殺人のみを犯したВалерию Шардаковуには13年の懲役刑、Юрию Вершкову、Юрию Чупинуは殺人にプラスして死体に対する非道な行いで18年の懲役刑を言い渡された。尚、ホームレスの寝どこより、手製の拳銃も見つかっている。犯行の動機は、酔った上での個人的な恨みと嫉妬とある。
写真はЮрию Чупину/Урал-Информ ТВ動画ニュースより
http://www.uitv.ru/news/2010/06/23/7729/
写真はЮрию Вершкову、Валерию Шардаковуの二人
【IZA7/3-[海外事件簿]人肉を食らいケバブ屋に売ったロシアの猟奇殺人】
殺した男の肉を食い、その残りを肉料理店に売り払った-。そんな猟奇的な殺人事件がロシアで発生し、逮捕された男らが有罪判決を受けた。人肉食いに加え、その残りの肉が市民の口に入った可能性があるという考えがたい事件は、ロシア社会のみならず海外にも大きな衝撃を与えている。(黒川信雄)
事件が起きたのは、ウラル山脈にほど近いロシア中部の都市ペルミの郊外。バス停近くの林のなかで、男性の遺体の“残骸(ざんがい)”が発見された。
警察は昨年11月に容疑者として3人のホームレスの男たちを逮捕した。ホームレスらは2人が30代、1人が50代で、いずれも犯罪歴があったという。殺害がいつ行われたかについては明らかにされていないが、殺されたのは25歳の男性で、犯人らは男性に対し「個人的な恨みがあった」という。
人々が耳目を疑ったのは、殺害後の行動だ。現地紙などによると、犯人らはまず男性をまずナイフで刺し、ハンマーで殴り殺した。その後、殺された男性の肉の一部を食べ、残りの肉を街角でケバブや肉詰めのパイを販売していた街中の店に売り払ったのだという。
ケバブはミンチにした羊の肉などをくしに巻いて焼き上げ、野菜やパンとともに食べる料理だ。その手軽さが受け日本や欧米でも人気があるが、ロシアでも大衆料理として幅広く食べられている。
露紙コムソモルスカヤ・プラウダによると、犯人が店に持ち込んだ人肉は4キロとされる。警察がその店舗を調べた時点で人肉は残っていなかったというが、豪州紙ヘラルド・サンによると、事件を担当したセルゲイ・モルチャノフ捜査官は「男性の肉はすでに販売されたか、食べられてしまったもようだ」と述べたという。
ロシアの裁判所は6月23日、2人に懲役18年、1人に懲役13年の有罪判決を下した。刑期が短い1人は殺人のみに関与し、残りの2人は“死人の体に対する侮辱”の罪が加わり、刑期がより長くなった。
ただ、人肉を食べた事件はロシアだけで起きているわけではない。最近では07年1月にフランスの刑務所で男が同じ独房囚を絞め殺し、その肺を切り取り“タマネギと一緒にいためて”食べたという信じられない事件が発生している。犯人の男に対してはロシアの事件の判決が下された翌日の6月24日、フランスの裁判所で懲役30年の実刑判決が下されている。
ロシア刑法105条、殺人は6年以上15年以下の懲役刑である。但し、2名以上の殺人、誘拐殺人、レイプ殺人、妊婦殺人、臓器売買殺人などは8年以上20年以下の懲役もしくは死刑となる。
このペルミでは2008年にも人食い事件が起きている。この国のウオッカによる問題は、こうした殺人事件だけではなく、健康にも支障がでており、ロシア人男性の平均寿命は61.8歳(2008年政府データ)と短い。
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