写真はコスコ=中国遠洋運輸集団の魏家福社長とギリシャのカロロス・パプーリアス大統領2010/5/21/COSCOサイトより
http://www.cosco.com/en/news/ShowInfoImg.jsp?docId=16521
【IZA7/13-中国の海運大手 ギリシャで630億円投資 能力3倍に】
13日付の中国英字紙チャイナ・デーリーによると、中国の国有海運大手、中国遠洋運輸集団は、ギリシャの首都アテネ近郊にあるギリシャ最大のピレウス港の貨物処理能力を約3倍に高めるため、7億700万ドル(約630億円)を投資することを明らかにした。
中国遠洋は6月、ギリシャ側とピレウス港の35年のリース契約を締結。港湾能力を高めることで中国製品を欧州各地に配送するための拠点として活用する。
また、中国遠洋による港湾施設の拡張計画に対しては、地元労働者が中国人労働者の大量流入を恐れており、中国遠洋は地元の雇用を優先し中国から労働者を派遣しないことを約束したという。 (共同)
【Telegraph7/4-China's new Silk Road into Europe】
地元雇用を優先するとしているが、過去にも何回もストライキをしているギリシャの港湾労働者、貨物処理能力を3倍にしても、24時間ストライキをうたれたら、貨物は停滞し大混乱となる。ゆうパックどころの騒ぎではない。7/8もピレウス港は24時間スト。
当然ながら、こうした事態が起きれば、中国としても自国の分の処理は中国人に任せてもらいたいとギリシャ政府に訴えるであろう。鼻薬を効かされた政府は応じざるを得ない。とすれば、ピレウス港は中国人労働者がすぐに溢れかえることになる。
35年間の間に「ギリシャ」は「ギリチャイナ」に変貌を遂げる。ギリチャイナになり、ギリシャ人が中国人を襲えば、中国空母がピレウス港に現れることになろう。
倒産寸前のギリシャのこの選択は10年もしないうちに明らかになる。目先しか考えないと日本も同じことになる。日本人はよく見ておくことだ。
以下は大判のピレウス港の写真↓
http://commondatastorage.googleapis.com/static.panoramio.com/photos/original/9979631.jpg
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