●唸声メモ/タイムズ紙の電子版有料化で客離れ、今なら1ヶ月1ポンドだよ(最初だけ)・・・

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写真は有料サイトの案内、タイムズ・オンラインの記事をクリックするとこの画面となる

https://www.timesplus.co.uk/iam/app/subscription?execution=e2s1

24時間1ポンド≒135円、はじめの1ヶ月1ポンド、後は1週間2ポンド≒270

 

フランスのル・モンド紙はフリーペーパーに客を奪われ身売りとなった。タイムズの電子版も有料化で客はフリーニュースサイトに奪われている。確かにいいものを作るには金がかかるが、ネットを見る側は書き手よりもさらに目が肥えている。フリーサイトで有料化サイトよりもいいものがある限り、まず有料化に納得するものはいないだろう。

 

IZA7/13-「大量のスパゲティを壁に投げつけろ!」 マードック氏の電子版有料化戦略】

【ロンドン=木村正人】英紙タイムズの電子版が今月から有料化された。経済紙では英紙フィナンシャル・タイムズなどが電子版に課金しているが、英紙の一般紙では初の試みだ。欧米の新聞社が一様に部数減や広告収入減に苦しむ中、電子版読者を大量に失うことを覚悟の上で課金し、昨年の8700万ポンド(約116億円)にも上る赤字を埋めるのが狙いとみられる。

 

タイムズ紙の電子版購読料は新聞と同じ1日1ポンド(133円)で、1週間購読の場合は2ポンドだ。

 

一般紙では、広告収入をあてにして記事を無料で電子版に流すモデルがこれまでの主流だった。「ペイウォール」と呼ばれる課金システムで有料の電子版読者を囲い込み、広告対象を特化する新たなモデルが成功するのか注目される。

 

タイムズ紙を所有するメディア王、ルパート・マードック氏は、新聞の見出しを転載する大手検索エンジン「グーグル」を泥棒呼ばわりしたり、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)「マイスペース」を5億8千万ドル(約509億円)で買収、別の大手検索エンジン「ヤフー」との連携を探るなど試行錯誤を続けている。

 

タイムズ紙電子版読者の多くは他の無料サイトに移動し、同電子版の市場占有率は5%から2%未満に急落。サンデー・タイムズ紙の編集長は英BBC放送に「電子版読者の9割以上を失うことになりそうだ」と悲観的な見通しを示した。

 

同紙で国際担当編集長を務めた英シティー大のジョージ・ブロック教授は、マードック氏傘下の24時間ニュース放送局スカイや大衆紙サンの電子版が無料のままだと指摘した上で、「マードック氏はタイムズ紙でもうけようとは考えていない。大量のスパゲティを壁に投げつけて落ちないものを見つけるように、一つのモデルを実験しているに過ぎない」と話している。

 

 

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唸声


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このページは、唸声が2010年7月13日 19:15に書いたブログ記事です。

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