写真は袋叩きに遭った陳玉蓮さん/BackChinaより
http://news.backchina.com/printnews.php?tid=97858&c_lang=gb2312
以下の写真は7月21日のもの、上記は暴行を受けた直後(6/23)のもので、容態が悪くなっている様子が分かる。
http://news.ifeng.com/mainland/detail_2010_07/23/1822435_0.shtml
写真は胡錦濤国家主席と握手をする陳玉蓮さんの夫である黄仕明氏(湖北省政法委綜治弁副主任)
【時事ドットコム7/22-治安担当高官の夫人を袋だたき=警官6人、陳情者と勘違い-中国】
【香港時事】22日付の香港紙サウス・チャイナ・モーニング・ポストなどによると、中国湖北省の省都・武漢市で、治安問題を担当する地元高官の夫人が警官6人に陳情者と勘違いされて殴るけるの暴行を受け、重傷を負う事件があった。
事件が起きたのは6月23日。警察、検察などを管轄する省共産党政法委員会幹部(副局長級)の妻(58)が省党委本部を訪れ、警備員に「政法委に行く」と言って正門から入ろうとしたところ、いきなり私服警官に囲まれ、袋だたきに遭った。
警察当局は6人を停職にし、「誤解だった。高官の夫人だとは知らなかった」と謝罪。これに対し、インターネット上では「高官の家族は殴ってはならないが、一般市民なら殴っていいのか」などと批判の声が出ている。
このように陳情者が便衣警官=私服警官に殴られるのは日常茶飯事であり、今回はお偉いさんの奥さんを殴っちまったので大問題となった。それも殴った公安部門を統括するお偉いさんの奥さんだけに始末が悪い。
便衣警官の任務はまさにこうして陳情者を追い出すことで、その中には殴る蹴るの暴行も含まれるだろう。ここが甘くなれば、溢れかえる陳情者で庁舎内の職務が停滞する。本来の職務が何であるのかは分からないが・・・。
陳さんは、きっと偉そうに「政法委に行く」と言い、間違いなく「私の夫は・・・」とも言ったに違いない。その態度にカチンときた便衣警官に叩きのめされたのだろう。しかし、六人の男に16分間も袋叩きに遭って、よく死なかったものだ。
陳さんは、脳震盪、数十か所の打撲、左足の機能障害に加え、嘔吐や下痢、発熱などの症状が続いている。
「高官の家族は殴ってはならないが、一般市民なら殴っていいのか」などと批判が出ているが、一般市民が殴られても新聞記事にもならない。
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