写真は吉林市永吉県の新亜強学工廠から流れ出たドラム缶が市内の河岸に漂着/BackChinaより
http://news.backchina.com/viewnews-99078-gb2312.html
写真は市内のスーパー、飲料水は既に売り切れだ
以下の映像はドラム缶が発火し爆発する様子が撮られている↓
http://video.sina.com.cn/p/news/c/v/2010-07-29/183861071799.html#36134085
【吉林省吉林市】7月28日、吉林市内の松花江に青いドラム缶が多数漂着した。漂着した現場一帯は鼻を刺す刺激臭と白い煙に覆われている。
流出したドラム缶は7000本で、4000本は空、2500本にはトリメチルクロロシラン(Trimethylchlorosilane)、500本にはヘキサメチルジシラザン(Hexamethyldisilane)が入っていた。ドラム缶1本には170kg入っている。既に400本を当局が回収したとしている。
トリメチルクロロシラン/引火性が高く、火災時に刺激性もしくは有毒で腐食性のある塩化水素、ホスゲンなどを生ずる。蒸気/空気の混合気体は爆発性である。水と激しく反応し、塩化水素を発生させる。
ヘキサメチルジシラザン/引火性が高く、有害, 腐食性がある。半導体産業で使用される
洪水で流出したとは言え、保管管理(どちらの薬品も国連危険物分類はクラス3<引火性液体>)がなされておらず、この国の危機意識はゼロに近い。
【IZA7/29-化学物質流出で中国に照会 松花江下流のロシア】
ロシア極東の気象・環境監視局(ハバロフスク)は29日、隣接する中国吉林省の化学工場から化学物質の入った容器が28日に松花江に流出したことを受けて、中国当局に化学物質の種類や流出量について情報公開を求める照会文書を送った。松花江の下流はロシアのアムール川。
中国国営メディアの報道によると、引火性の高い液体が入った約3千個の容器が洪水で松花江に流出。容器一つ当たり160~170キロが入っていた。
吉林省では2005年11月に化学工場で爆発事故が発生し、有毒物質が松花江に流出。アムール川で基準値をはるかに上回るベンゼンなどの有害物質が検出された。(共同)
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