ロサンゼルスタイムズによると、カリフォルニアに住むBeryl Arbit (60)さんに、3875ドルの小切手が送られてきた。国際宝くじの賞金125000ドルの一部だとされていた。
小切手はEagle Tool&Machine社のものであり、宝くじ会社のGoldberg Securities Inc.(ゴールドバーク証券)のものではなかったが、小切手自体は本物であった。
ここからが詐欺師の本領発揮で、賞金の125000ドルを受け取るには、賞金全額の保証保険料として2875ドルをウェスタンユニオンを通して電信振込みをしろと書く添えてあった。
騙された人は、おかしいと思いながらも3875ドルのうちの2875ドルである為、手元には1000ドル残るとして多分振り込んでしまうのだろう。当然ながら、3875ドルの小切手は不渡りとなる。
Arbit さんは、25年前にテレビでマツダが当たったことがある。それ以来何もない。そこへ今回の幸運の悪夢?が舞い込んできた。
連邦取引委員会には、宝くじや懸賞金に関して毎年42000件ものクレームがあると言う。
ゴールドバーク証券に電話をしてもガチャ切り、Eagle Tool&Machine社にもかなりの苦情がきており、現金化しないで欲しいと話している。
はじめにエサを贈るやり方は実に巧妙、詐欺師は欲の皮の突っ張った人間を常に探している。一度騙された人間は再び騙される。詐欺師の貴重なリストに入らないように用心して欲しい。
参考ニュース
Consumer Confidential: Old lottery scams never die; they just get trickier
http://www.kentucky.com/2010/08/12/1389317/consumer-confidential-old-lottery.html
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