写真はモザンビークでの暴動、なにやら気勢を上げている女性/フランス24より
5枚の写真及び動画付き、動画を見ると石を投げている市民の中に子供も多い。2枚目の写真の子供の顔が何か変だ。大きな口なのか???
モザンビークは、旧ポルトガル植民地であり、1975年に独立、しかし、1977年から1992年まで内戦が続いていた。内戦終了後はシサノ大統領の下で比較的安定した政治とGDP8%~10%の経済成長も実現した。2005年よりゲブーザ大統領に代わるが、2007年7.4%、2008年6.8%、2009年6.3%のGDP成長率、但し、最貧国であり、食料などは南アフリカからの輸入に頼っている。
今回の暴動の原因となった食料品価格の高騰であるが、半年前にお米25kgで500新メティカル≒1147円であったが、現在は1000新メティカル≒2294円にまで高騰、ガス料金もこの半年で3回の値上げが行われている。同国の最低賃金(月給)は1300新メティカルであり、食料品の高騰は家計を圧迫している。
1日に大統領の演説があったが、何の発表も無かったとされている。
まるで、日本の外為政策のようなもので、何の発表も無いのではなく、政策など無いなのであろう。いまは代表選で頭が一杯、日本の経済も政治も二の次三の次・・・。代表選が終われば、国民ではなく、隣国に頭を下げに行くのだから、どうにもならない。
【IZA9/3-モザンビーク暴動で死者7人、負傷280人に】
1日に食料価格の高騰に抗議する市民に警官隊が発砲、流血の事態に陥ったアフリカ南部モザンビークの首都マプトでは2日、商店略奪など市民の暴動が続き、死者は2日間で子ども2人を含む計7人、負傷者は約280人に上った。ロイター通信などが伝えた。
政府は市民が築いたバリケードを撤去するためとして、マプトに軍隊を展開した。
モザンビークでは小麦などの穀物を輸入に頼っており、パンの価格が高騰しているほか、燃料価格も上昇。政府は価格高騰は不可避だとしている。(共同)
ちなみにモザンビークの平均寿命は41.18歳(男性41.83、女性40.53)である。これは224か国中221番目(2010年CIAデータファクトより)
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