『警察は調理師が食品添加物の亜硝酸塩を塩と間違えたとみて調べている』と共同のニュースでは書かれているが、ほとんどの中国人は、ニセ塩(工業塩)を使ったと考えている。地元警察はこのホテルからかなりの賄賂や接待を受けている筈だ!
写真は食中毒の起きた海螺溝明珠花園酒店/中国ネットより、記事・写真はBackChinaより
http://news.backchina.com/viewnews-108716-gb2312.html
【四川省甘孜蔵族自治州】10月8日午前9時過ぎ、瀘定県磨西鎮の明珠花園ホテルで百名以上の人が集団食中毒に罹り、宿泊女性客の譚さん(47)が血を吐いて亡くなった。
譚さんは広東から13名の団体旅行客として海螺溝を訪れていた。譚さん以外の12名は現在治療中であるが、命に別条はない。
この一行は8日のホテルでの朝食ブッフェ後にめまいや嘔吐が起こり、他の宿泊客や従業員も含めて百名以上が体の不調を訴えた。内31名の食中毒患者を受け入れた瀘定県病院では25名は快方に向かっているが、6名は予断を許さない状況であると話している。
原因は亜硝酸塩中毒のようであり、ホテルで工業塩を使った疑いがある。現在、患者の吐しゃ物を調べている。
中国では工業塩を使った亜硝酸塩中毒は度々起きており、当局も取締りをしているが、次から次へとニセ塩が現れる。長期に摂取すれば、ガンになると言われている。ニセ塩と本物は4倍以上もの価格差があると言われ、金に目のくらんだ悪徳業者は後を絶たない。
同ホテルは現地では四つ星クラスのホテルと言われる。こうしたホテルでもニセ塩が使われる。我々日本人には、全く考えられない。摂取量如何ではこうして中毒を引き起こす。
9/26、徐州市で250トン以上もの違法工業塩が見つかった。この記事によれば、工業塩は1トン当たり350元≒4320円、食用の塩であれば1トン当たり1500元≒18520円、この価格差がある限り、ニセ塩はなくならない。
http://news.chemnet.com/item/2010-09-30/1430678.html
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