●唸声メモ/インドネシアの忠犬ハチ公はジャーマンシェパード、病死の飼い主を守り続ける

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写真は射殺されたジャーマンシェパード/インドネシアSuryaより

http://www.surya.co.id/2010/10/22/tuan-mati-anjing-jaga-jasad-7-hari.html

以下にニュース映像あり↓

http://www.indosiar.com/patroli/87958/setia-jaga-majikan-yang-tewas

 

IZA10/25-インドネシアで“忠犬ハチ公”2匹…病死の主人から離れず射殺 動物愛護団体からは批判】

 インドネシア・ジャワ島東部マランで、主人の遺体に他人を近づけさせないようほえ続けた飼い犬2匹が25日までに警官に射殺された。地元メディアはインドネシアの“忠犬ハチ公”と報道、動物愛護団体や読者からは射殺に批判の声が上がっている。

 

 地元メディアによると、地元警察は21日、自宅寝室で約1週間前に病死したとみられるジョナサン・サミアジさん(40)の元を訪れたが、飼い犬2匹がほえ続けて近寄れず、追い払おうと催涙弾を使用したものの失敗。狂犬病の恐れもあるとして射殺したという。

 

 サミアジさんは1人暮らしで、ぜんそくの持病があった。地元警察署長は批判に対し「危険な状況で、他に選択がなかった」と弁明している。

 

 昨年公開されたリチャード・ギアさん主演のハリウッド映画「HACHI 約束の犬」で、インドネシアでも忠犬ハチ公は有名になった。(共同)

 

亡くなったのはJonathan Samiajiさん(上記の記事では43)、子供の頃から喘息持ちだった。三日前から近所の住民より悪臭がひどく苦情があり、警察が対応をしていた。マランでも日中は30度を越える。Jonathan Samiajiさんはベッドで腐敗していたと言う。

 

犬は一週間何も食べておらず、主人を守っていた。人間の千倍とも百万倍とも言われる犬の嗅覚は腐敗臭をどのように捉えていたのか?目が覚めるまでいつまでも待っているつもりだったのか?犬に主人の死は分かったのだろうか?犬は生まれた時からJonathan Samiajiさんに育てられていたと言う。

 

子殺し・親殺しの殺伐とした時代、犬の方がましだなんて、なんともやりきれない。名犬リンチンチンを思い出した。見知らぬ人間には警戒心の強い犬なので警察が近づくのを許さなかったのだろう。ジャーマンシェパードは警察が一番悪いのを知っていたのかもしれない。

 

飼い主は腐乱、犬は射殺と悲惨な結末だが、ハッピーエンドはこれから作られる。

 

 

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唸声


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このページは、唸声が2010年10月25日 19:00に書いたブログ記事です。

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