写真は延坪島の住宅に着弾した瞬間を監視カメラが捉えたもの/YouTube映像より、かなり鮮明な映像、あの着弾地点のそばに人がいれば、まず助からない。
http://www.youtube.com/watch?v=H1UDRmY7D8g
写真は黒煙を上げる延坪島/韓国中央日報より、キャプションは以下の通り
北朝鮮が23日午後2時34分頃、延坪島付近に多量の海岸砲を発射し、この中で数発は住民の暮らしている延坪島にも落ち、島全体が黒い煙に包まれている。[聯合ニュース].
http://pic.joinsmsn.com/photo/article/article.asp?total_id=4698821
【韓国京畿道】北朝鮮が23日午後2時34分から2時55分まで、午後3時10分から4時42分まで1時間に渡り、黄海上の軍事境界線と位置付ける北方限界線(NLL)に近い延坪島付近の海域に200100発の海岸砲と曲射砲を発射し、このうち数発数十発は、住民がいる延坪島に落下した。
韓国合同参謀本部は非常事態に突入したとして、自衛権を行使し、韓国軍も北朝鮮海岸砲基地付近に自走砲「K-9」で80発以上を応射した。現在の西海5島地域には戦時状態を示す「珍島犬1号(非常警戒)」が発令されている。また、全軍に警戒態勢を強化する一方、韓米連合司令部と連合危機管理態勢宣言を検討することにした。
延坪島に暮らす住民は、現在防空壕に待避している。数十世帯が砲弾に遭って燃えていると電話インタビューで答えている。村役場からは退避指示の緊急放送を出している。電気は切れた状態で、火は広がっており、被害が増えるものと見られる。3時15分現在の砲弾音が時々聞こえている"とも話している。軍当局は北朝鮮の砲射撃による死傷者の確認をしている。
政府関係者は、今回の北朝鮮の砲撃は韓国軍が実施している「護国訓練」に対する反発と見ていると話した。延坪島の住民は護国訓練の途中で北朝鮮の砲射撃が始まったと話している。今回の砲撃で韓国軍海兵隊員2名死亡、16名が4名重軽傷を負った。村人も3名が負傷している。
国防部は午後5時55分南北将軍級会談首席代表名義で北側に電話通知文を送り、「挑発行為を直ちに中止することを強力に促し、警告後にもさらに挑発する場合はきっちりと対応する」と警告した。
これに先立って北朝鮮側は午前8時20分、韓国側に「韓国が北朝鮮領海で砲射撃をすれば座視しない」という内容の電話通知文を発送していた。
李大統領は「きっちりと対応するものの、状況が悪化しないように万全を期せ」と指示をしている。
「珍島犬1号」はデフコン(Defense Readiness Condition)のことで、デフコン1であれば、最高度の準備を示す。米軍や米国領土に対する外国軍による切迫した、または進行中の攻撃のために予約されている。核兵器の使用が許可されることもある。
これは停戦協定違反行為のレベルを超えており、休戦状態が終わり、朝鮮戦争が再開されたと言えよう。この裏には間違いなく中国がいる。尖閣の問題も含めて考えなければならない。いずれにしても、韓国が戦時状態となった今、現内閣では日本がこの件に対処することはできない。
北朝鮮は戦争でもしない限り体制が維持できなくなっているのかもしれない。これは挑発のレベルを超えている。李大統領は状況の悪化を懸念しているが、ここは強硬策に出た方が韓国を守ることになる。我が国も民主党政権のような曖昧な対応をしていると我が国を危険に陥れる。
コメントする