写真はパニックの起きたダイアモンド島へ渡るKoh Pitch橋の上/YouTubeより
http://www.youtube.com/watch?v=7L0zJqGpYtg&feature=player_embedded#!
写真は運び込まれる遺体や負傷者/YouTube（AP）より
http://www.youtube.com/watch?v=LMbbawZ9FUA&feature=player_embedded#!
【IZA11/24-カンボジア見物客３７５人死亡】 カンボジアの首都プノンペンで２２日夜、伝統行事「水祭り」のイベントに見物客らが殺到、折り重なって倒れるなどする事故が起き、カンボジア政府の発表によると、少なくとも３７５人が死亡、７５５人が負傷した。死傷者数はさらに増える可能性がある。キュー・カナリット情報相は２３日、死者の中に外国人は含まれていないと述べた。 フン・セン首相（５８）はこの日未明の国民向けテレビ演説で、事故原因などの解明に当たる特別調査委員会を設置したと発表した。 現場はプノンペン市内を流れるメコン川とトンレサップ川の合流地点近くに浮かぶ「ダイヤモンド島」と川岸を結ぶ長さ約１００メートル、幅約８メートルの橋の上。目撃者によると、２２日午後９時半（日本時間午後１１時半）ごろ、殺到した見物客らの中で数人が意識を失って倒れたのをきっかけに、人々がパニック状態に陥り、転倒者などが続出したという。 橋から川に落ちた人も多く、犠牲者のほとんどは水死か、人々の下敷きになったことによる圧死とみられる。情報相は、死者の６５％が女性だと述べた。（プノンペン 共同） 悲鳴が響き渡った大惨事から一夜明けた２３日、市内の病院は負傷者であふれた。仮設テントには遺体が安置され、すがりついて泣く人の姿が見られた。現場近くの病院ではベッドが足りず、負傷者らは通路に並べられた木の長いすに横たわり、点滴を受けていた。「友人２人は死んだ」。全身を打撲し、腫れ上がった顔の主婦トゥー・ティエリーさん（３８）がうつろな目でつぶやいた。目の前で多くの人が息絶えていった。「その形相が目に焼き付いて離れない」 市内最大のカルメット病院では約１４０人の遺体を仮設テントに安置。気温は３０度を超し異臭も漂い始める。キム・カウさん（５３）は１７歳と２１歳の娘を亡くした。「つらいけど受け入れなければならない」と涙をにじませた。 事故があった橋は、約２年前から商業開発が進む新名所「ダイヤモンド島」とプノンペン市内を結ぶ。橋の上には、無数のサンダルが散乱していた。（プノンペン 共同）
どうやら、この事故は「橋が落ちるぞ」との誰かが発したデマが原因のようだ。デマとしても発した一言に真実味があれば、このようなパニックとなり多くの人が亡くなってしまう。
日本で「橋が落ちるぞ」との一言でパニックになるだろうか？たぶん、ならないだろう。日本では落ちる橋もないので、人々はそんなバカバカしいデマを信じることはない筈だ。
しかし、ベトナム、中国であれば、現実に橋は落ちているし、建築に対して信頼性が乏しい為に、デマでも信用してしまう。これが、手抜き工事の引き起こす弊害でもある。特に中国のオカラ工事は世界的に知られるところとなり、自国民ばかりでなく、カンボジアの民衆も信用していない。
さて、ダイアモンド島で開発中のダイアモンド・アイランド・シティーの先行きはどうなるのだろうか？建設の中心となるのは華僑、中国、韓国企業である。華僑と中国の阿吽の呼吸ならぬ、暗雲のお灸である。
以下はグーグルマップによるパニックとなったKoh Pitch bridge↓
http://maps.google.co.jp/maps?ll=11.556022,104.939405&spn=0.003075,0.005697&t=k&z=18&lci=com.panoramio.all&brcurrent=3,0x0:0x0,0こうして衛星写真には写っているが地図には記されていない。
以下はダイヤモンドアイランド・シティーの開発計画、２０１７年に完成予定と言うが？
マンション・ビラなどが建設中、島の左端にある塔は５５５mの「ダイアモンドタワー」で蓮の花を象っている。事故が起こった橋は塔のそばのもの/ SkyscraperCityより
http://www.skyscrapercity.com/showthread.php?t=1108385
以下はディリーメールより、パニックに陥った人々の写真（７枚）
以下は新華社の写した並べられた遺体の写真（２枚）、外傷はなく、若い人が多い
http://news.xinhuanet.com/english2010/world/2010-11/23/c_13618029.htm
以下はストレートタイムズによる２４枚の写真
http://www.straitstimes.com/BreakingNews/SEAsia/Story/STIStory_606327.html
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水祭りって？
『水祭りの本来の意味は色々な説があるようですが、雨季の間にクメールの大地にたくさんの恵の雨をもたらしてくれた水の神、大地の神への感謝を込めたお祭りであり、また、水祭りのイベントのボートレースのためにそれぞれの村で協力してボートを作ることによって団結し、農作業も団結して行っていこうという農業行事としての意味合いもあるようです。
各村のボートはお寺に大切に保管されていて、年に１度の水祭りのボートレースの際に村人達が団結し、レースに参加するわけです。』アンコールクッキー『マダムサチコ』さんのカンボジア日記より
http://angkorcookies.livedoor.biz/archives/50811161.html
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