中国では、自分たちの言葉を「中国語」とは言わない。「漢語」「普通語」「中文」などと表現する。しかし、外国では「Chinese」「中国語」と概ね表現されているが・・・。
図はアンケート結果、賛成2161票16%、反対11573票84%、と中国語への改称は反対が圧倒的に多い/環球時報より
http://debate.huanqiu.com/2010-11/1216829.html
外国人から見ると意外な結果であるが、「千年も漢語と呼んでいるのにどんな意義があるのか?変えなければならない理由は何なのか?」と反対論者は言う。また、賛成論者は「国家と同じ名前にすることで利益になる」と言う。
論点がずれるかも知れないが、「漢字」が「中国字」になるのは実に困る。「支那字」でもダメ。漢字は漢字だ。「漢語」は我々日本人には、別の意味を持つので、この論争はどうでもいいが、実に紛らわしいのも事実。翻訳する時は、「汉语」も「中国语」も「中国語」になる。
その前に「中国」との呼び方も「支那」と変えるべきだと話もある。「シナ」の音は「チナ」であり、なんら問題もなく、それほど差別的な意味もないのだが、蒋介石が「死にかかった人間」の意味であり、差別用語だと決め付けたことから、侮蔑用語となってしまった。
「ニ千年も前からシーナ(支那)と呼んでいるのに、中国に変える理由はなんなのか?」こんな反論が出てしかるべきなのであるが・・・。
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