写真は立ったままで陳情者と話をする温家宝首相/YouTubeより
温家宝到国家信访局与在京上访群众面对面交流 就政府工作听取群众意见=温家宝は国家信訪局で北京に陳情に来る民衆と向かい合って交流し、政府の仕事について民衆の意見を聴取する
http://www.youtube.com/watch?v=oUZPes7JA3k
なにしろこの男は、日本に来て偉そうなことを口にしていたにも関わらず、尖閣問題ではガラリと態度を変えて日本を脅した首相、今回の尖閣問題ではその真実の顔をさらけ出してくれた。
立ったまま陳情者と話す温家宝には、こんな余裕などないくらい忙しいはずだ。内政問題は山ほど抱え、外交的にも尖閣問題のように本当の顔を出してしまったので、中国国内のようにコニコニコ顔では済まされなくなった。
とにかく、点数稼ぎとしてはいいのだが、こうした前例を作ってしまうと訪民も全国から温家宝と会わせろとやって来る。今回の点数稼ぎも宝くじ以上に少ない確率での面談、最初で最後の陳情者との面会になろう。
以下の写真のように訪民が泣いているものもある。
http://www.ycwb.com/ePaper/ycwb/html/2011-01/26/content_1027876.htm
【IZA1/26-温首相、陳情者と初面談 弱者配慮をアピール】
26日付の中国紙、京華時報によると、温家宝首相は24日、全国各地からの陳情を受け付ける北京市の国家信訪局を訪れ、陳情者の訴えに耳を傾けた。温首相が陳情者と面談するのは初めてという。
2月の春節(旧正月)を前に、首相自ら陳情者の声を聞くことで弱者配慮をアピールし、不満を和らげる狙いがあるとみられる。温首相は「大衆の批判に向き合ってこそ、政府は人民の意にかなう仕事ができる」とし、政府が責任を持って問題解決する必要があると強調した。
中国では、民衆の不満が暴動に発展するケースが相次いでおり、信訪局には地方当局による土地の強制収用などをめぐり全国各地から陳情者が集まっている。
昨年12月の民主活動家、劉暁波氏へのノーベル平和賞授賞式の前には、北京市内で陳情者を一斉拘束するなど、当局は政府批判拡大につながる陳情者の動向に神経をとがらせている。(共同)
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