写真は元ワシントンポスト紙東京特派員ポール・ブルースタイン氏/ブルッキングス研究所サイトより
http://www.brookings.edu/experts/blusteinp.aspx?more=ex
【ワシントンポスト3/17-Why I’m not fleeing Japan=なぜ私は日本から逃げないのか】
http://www.washingtonpost.com/opinions/why-im-not-fleeing-japan/2011/03/16/ABQsdhk_story.html
【IZA3/19-原発事故、冷静さ保って 米紙元特派員】
18日付の米紙ワシントン・ポストは、東京電力福島第1原発の事故に関して「私はなぜ日本を離れないか」と題した神奈川県鎌倉市に住む元同紙東京特派員のコラムを掲載、放射能被害を恐れる声が高まる中、冷静さを保つことの必要性を訴えた。
筆者はポール・ブルースタイン氏で、外国人らが日本を脱出しようとする動きや、放射能被害に効果があるとされるヨウ化カリウム錠を求めて米国内の一部で騒ぎが起きていることに触れ、「原発事故の先行きは分からないが、日本が核分裂性物質の温床のように捉えるのは、賢明でも公正でもない」と訴えた。
日本は危険だとの認識は「経済的、心理的に打撃を与える」とし、過剰反応は「被災者への心からのお見舞いの言葉を無意味にし、日本が立たされた苦境をさらに悪くする」と強調した。(共同)
『自分は仏教徒ではないとしながらも、鎌倉の大仏はいつもと同じで、心の平安を得ることができる。原子力発電所とは200マイル=321kmも離れており、致命的な放射線で光ってはいなかったことを確認した』と始まるポール氏のオピニオン。
奥様は日本人であり、いつもテレビで被災者のインタビューを見るたびに涙を流していると言う。ワシントンDCで生まれた同氏であるが、日本的な情緒が理解できる貴重な米国人と言えよう。
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