写真は米国国旗を燃やす怒れるアフガン人達の抗議デモ、プレスTVより
http://www.presstv.ir/detail/179826.html
5月13日に米国主導のNATO軍による治安部隊がアフガン軍人の子どもである12歳の少年(注)をナンガルハル州Hesarakで射殺したことに抗議する数百人のアフガン人が14日、抗議デモを行った。注:ほとんどの記事は15歳だが、このプレスTVは12歳としている。また、少年の名前もMohammad Balalと記載しているので信ぴょう性が高い。
このデモに対して、保安部隊が発砲し、二名死亡、六名が負傷している。目撃者によれば、デモ隊が知事の執務室に向かおうとしたところ発砲が始まったと言う。
同州では12日にも12歳の少女が外国軍の投げた手榴弾により死亡している。過去数カ月に渡り、米国主導による空爆・地上戦において、数百名ものアフガンの民間人が亡くなっている。
カルザイ大統領は米国に対してアフガンの民間人を爆撃により殺害することのなきよう要請している。
【IZA5/14-アフガン 国際部隊が15歳少年を射殺】
アフガニスタンに展開する国際治安支援部隊(ISAF)は14日、東部ナンガルハル州で13日に実施した作戦の際に、民間人の少年(15)を誤って射殺したとして、謝罪する声明を発表した。
ロイター通信によると、これに抗議する住民数百人が14日、同州でデモを実施。投石などを受けた警察がデモ隊に発砲し、1人が死亡、3人が負傷した。
ISAFによると、反政府武装勢力タリバンの指揮官を建物の中で捜索していた際、室内にいた少年に外に出るようISAF兵士が求めたところ、少年が近くにあった銃を取ろうとしたため、兵士が発砲し、少年は死亡。調べた結果、タリバンではなく、地元の少年と分かった。(共同)
パキスタンに続き、アフガンでの米国の不祥事は、イスラム世界だけでなく西側諸国にも不信感を拡大させる可能性がある。
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