◇唸声一言/あるメルマガから、「10万ユーロ≒1160万円以下の債権回収は経費倒れ」だって

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ニュースで学ぶ与信管理と債権回収/ナレッジマネジメントジャパンより↓

http://www.kmjpn.com/mail_magazine_c&c_update.htm

以下引用

『ニューヨークタイムズでEUの債権回収に関する面白い記事を読みました。

 

 EU企業の30%は海外取引を行っています。しかし、中小企業の場合、その比率は8%にまで下がります。

 

 理由は債権回収です。たとえ、EU域内であっても、商習慣や法律は異なるため、二の足を踏む企業が多いのです。

 

 あるスペインの食品関係の会社は、イタリアのパスタメーカーに対して100万ユーロの遅延債権を抱えていました。

 

 自社での回収を諦め、法的手続きによる債権回収を試みるも、10年間かけてやっと半分回収でき、しかも、その大半は弁護士、訴訟費用に消えました。

 

 10万ユーロ以下の債権は費用倒れに終わるので、訴訟を進めないという弁護士までいます。

 

 海外での債権回収が難しいのは、私もセミナーやメルマガで何度も申し上げていることです。しかし、海外とはいえ、EU域内でもこれだけ債権回収に苦労しているとは知りませんでした。

 

 やはり、海外取引では、債権回収よりも与信管理を徹底すべきですね。』

 

“Italy is too far away on a cultural level, a legal level and an administrative level.”=イタリアは文化レベル、法的レベル、管理レベルがあまりにお粗末、イタリアでこの状態ですので、中国であれば、さらにその上を行きます。折角、回収できてもそのほとんどが弁護士の費用に消え、後には残りません。これでは、まるで弁護士のために債権回収をしていることになります。弁護士だらけの米国が、これに食いつかない筈がないのですが・・・。

 

ドイツのO105問題でスペインが怒っていますが、イタリアよりもやっぱりドイツに売りたいのでしょうね。きっと・・・。

 

ちなみにニューヨークタイムズの記事は以下↓

http://www.nytimes.com/2011/04/19/business/global/19debt.html

 

 

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唸声


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このページは、唸声が2011年6月 1日 00:00に書いたブログ記事です。

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